人間失格 - 福本次郎

◆男は、酒に溺れ、女に頼り、現実逃避しようともがくが死に切れない。弱い自分を許容する女たちを直感的に見極める能力で世の中を渡っていこうとする。しかし、あえて感情を抑えた演出からは彼の苦悩や葛藤は伝わってこない。(40点)

 酒に溺れ、女に頼り、いつも現実逃避しようともがいているにもかかわらず死に切れない。弱い己に甘え、それを許容する女たちを直感的に見極める能力で世の中を渡っていこうとする。しかし、あえて感情を抑えた演出からは主人公の苦悩や葛藤は伝わってこない上、ヤマ場の乏しいエピソードの連続は退屈を通り越してウンザリしてくる。まあ、このダメ男の遍歴をダラダラと見せて、観客にも彼が内包する人生に対する苦痛を味あわせようとしているのなら、その目論見は成功しているが。。。

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人間失格 - 渡まち子

◆ほとんど孫と祖母くらいの年齢差の三田佳子が生田斗真に後ろから迫る図はあまりに異様で、見ているこっちが怖くなった(50点)

 太宰治の自伝的小説の映画化で、主人公を取り巻く女優たちが豪華だ。青森有数の資産家の息子の大庭葉蔵は、人間というものが判らない感覚に苛まされていた。幼い頃はわざと道化を演じ、大人になって上京してからは、画塾の友人で遊び人の堀木らと酒や女に溺れる放蕩の日々を送る。挙句の果てに生きることに疲れ、精神的に追いつめられた葉蔵は、カフェの女給・常子と心中するが、自分だけ生き残ってしまう…。

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人間失格 - 小梶勝男

◆太宰治の著名な原作を、「赤目四十八瀧心中未遂」(2003)の荒戸源次郎が監督、ジャニーズJr.の生田斗真が主演した話題作。鈴木清順風の映像は悪くないが、原作の表面をなぞって、その奥まで届かなかった印象だ(66点)

 「人間失格」を映画化するのは、大変難しいと思う。個人的には、太宰治の本質は文体にあると思っている。「何が書かれているか」よりも、「どう書かれているか」の方に魅力があるのではないか。その文体をどのように「映画」として視覚化するのか。私には想像がつかない。もちろん、映画はいつも、私の貧弱な想像など軽々と超えてゆく。今回もそれを期待したのだが、残念ながら、そうはならなかった。

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