丘を越えて - 福本次郎

昭和初期、世間より一歩早く洋装に身を包み、言論の自由を謳歌していた出版社。菊池寛という文学界の大物をそばで見続けていた秘書の目を通して、まだ戦争の影が差していない明るく進歩的な時代の空気を鮮やかに活写する。(40点)

丘を越えて

© 「丘を越えて」製作委員会2008

 昭和初期、まだまだ和装が主流で女性差別が一般的だったころ、世間より一歩早く洋装に身を包み、言論の自由を謳歌していた出版社。時流のエッジを走っていた編集部を舞台に、菊池寛という文学界の大物をそばで見続けていた秘書の目を通して、戦争の影が差していない明るく進歩的な時代の空気を鮮やかに活写する。しかし、その雰囲気を描くエピソードは散発でまとまりがなく、登場人物のキャラクターも西田敏行扮する菊池とヒロインの母のほかにはは見えてこない。

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丘を越えて - 渡まち子

あどけなさと妖艶さが混じる池脇千鶴が抜群にいい。(65点)

丘を越えて

© 「丘を越えて」製作委員会2008

 昭和初期は、モダンで古風な不思議な時代だ。その両方を体現したのが、本作のヒロインの、菊池寛の私設秘書の葉子。あどけなさと妖艶さが混じる池脇千鶴が抜群にいい。朝鮮の特権階級・両班(ヤンパン)など、興味深い描写もある。暗い時代に突入する前夜、明るいミュージカルの形で終わるのが物哀しいが、矛盾した二面性に時代の勢いを感じる。昭和歌謡が多く流れる中、ラジオ体操にあわせて三味線で伴奏を奏でる場面にはウケた。

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