アジアの大スターを集めた三国志の実写化大作(40点)
『レッドクリフ Part I』は、エイベックス・エンタテインメントが社運をかけた大作ということで、際立ってメディア露出が目立つ話題作である。それはもはや、これがコケたら一大事、という焦燥感を感じさせるほどだ。
アジアの大スターを集めた三国志の実写化大作(40点)
『レッドクリフ Part I』は、エイベックス・エンタテインメントが社運をかけた大作ということで、際立ってメディア露出が目立つ話題作である。それはもはや、これがコケたら一大事、という焦燥感を感じさせるほどだ。
アクション映画の詩人ジョン・ウーならではの三国志の世界。金城武の諸葛孔明が魅力的だ。(80点)
3世紀の中国。80万の大軍を率いて天下統一を目論む曹操に対し、民を思う劉備は、曹操に屈しようとしていた孫権と同盟を結ぶ。連合軍の兵力は5?6万と圧倒的に劣るが、知将・周瑜と天才軍師・諸葛孔明は奇策を講じていた…。
◆『三国志』ビギナーでも十分鑑賞に耐えうる(65点)
曹操(チャン・フォンイー)率いる大軍との戦いの末に逃げのびた劉備の軍師、孔明(金城武)。彼は、同じように曹操軍の存在を脅威に感じている孫権(チャン・チェン)と同盟を結ぶことを進言する。やがて孔明は孫権軍の司令官、周瑜(トニー・レオン)と対面。お互いに惹かれるものを感じ、少しずつ信頼関係を築いていくが……。
英雄豪傑の「三国志」の世界、義に篤く知略に富む男は敢然と敵に立ち向かい、一騎当千のつわものは剣や槍を自在に使いこなす。ジョン・ウー監督は縦横無尽のカメラワークとダイナミックな音楽で中国史上最大の決戦を再現する。(60点)
英雄豪傑が割拠する「三国志」の世界、義に篤く知略に富む男たちは数で圧倒する敵に敢然と立ち向かう。一騎当千のつわものは剣や槍を自在に使いこなし、重装歩兵は洗練された集団戦法で敵を殲滅する。ジョン・ウー監督は縦横無尽のカメラワークとダイナミックな音楽で中国史上最大の決戦を再現する。しかし、この壮大な叙事詩とも言える名作をコンパクトにまとめるのは不可能、いよいよこれからというクライマックスの合戦が“to be continued”というのには肩透かしを食った。