白くまたちの集団はまさに圧巻。(70点)
このファンタジーの特徴は、主人公が女の子で、しかも生意気で嘘つきということ。パラレルワールドに住む少女ライラが、世界を救うために冒険の旅に出る。視覚効果が素晴らしく、自然と人工物を調和させたセンスがいい。常に寄り添う守護精霊のダイモンも効果的だ。白くまたちの集団はまさに圧巻。物語は3部作になる予定で、今回は少しあわただしいが、次への期待は高まった。それにしてもニコール、美しすぎる!人間離れしてないか?
白くまたちの集団はまさに圧巻。(70点)
このファンタジーの特徴は、主人公が女の子で、しかも生意気で嘘つきということ。パラレルワールドに住む少女ライラが、世界を救うために冒険の旅に出る。視覚効果が素晴らしく、自然と人工物を調和させたセンスがいい。常に寄り添う守護精霊のダイモンも効果的だ。白くまたちの集団はまさに圧巻。物語は3部作になる予定で、今回は少しあわただしいが、次への期待は高まった。それにしてもニコール、美しすぎる!人間離れしてないか?
顕在する魂、魔女、人々を支配しようとする力。パラレルワールドは現実に近いが少しずつ違い、新旧の混在するような不思議な空間。そのディテールは目を見張るようなSFの世界ではなく、デジャヴを感じるように記憶を刺激する。(50点)
顕在する魂、魔女、人々を支配しようとする力。パラレルワールドは現実に近いが少しずつ違う。それは移動手段や通信手段、ファッションが20世紀初頭風の懐古趣味、実験設備は最先端を行くようなクリーンさと電力を大量に消費するような21世紀風という、新旧の混在するような不思議な空間。それらのディテールは目を見張るようなSFの世界ではなく、デジャヴを感じさせるように記憶の底を刺激する。目新しさよりも、なじみのある風景をバックグラウンドにすることで、パラレルワールドのルールに抵抗なく入っていくことができる。
主人公がパラレルワールドを旅する冒険ファンタジー(70点)
現在全米で物議を醸している映画がある。『ライラの冒険 黄金の羅針盤(原題:THE GOLDEN COMPASS)』というイギリス人作家フィリップ・プルマンの小説を映画化したファンタジー作品だ。あるキリスト教の団体等はこの映画が反キリスト教を彷彿させる内容で、無神論を推進するものだとして、ボイコットを呼びかけている。この映画は小説同様、3部作の1作目。そして2作目以降は『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』と続く、主人公がパラレルワールドを旅する冒険ファンタジーだ。第1作目の『黄金の羅針盤』では11歳の少女ライラ・ベラクアが主人公だ。