一部分だけを見ても感動が蘇るチャップリンの作品群。(65点)
チャップリンの生涯と作品の魅力を伝える貴重な記録映画。だが、彼のドキュメンタリーはTVも含めていくつも作られており、それを既見の観客には、泥沼の結婚生活など私生活の部分では目新しい映像はない。興味深いのは彼について語る有名映画人のコメントで、批判も含めて鋭く分析するアレンとスコセッシの言葉は深い。「街の灯」「黄金狂時代」など、一部分だけを見ても感動が蘇るチャップリンの作品群。改めてその先見性に感嘆した。
一部分だけを見ても感動が蘇るチャップリンの作品群。(65点)
チャップリンの生涯と作品の魅力を伝える貴重な記録映画。だが、彼のドキュメンタリーはTVも含めていくつも作られており、それを既見の観客には、泥沼の結婚生活など私生活の部分では目新しい映像はない。興味深いのは彼について語る有名映画人のコメントで、批判も含めて鋭く分析するアレンとスコセッシの言葉は深い。「街の灯」「黄金狂時代」など、一部分だけを見ても感動が蘇るチャップリンの作品群。改めてその先見性に感嘆した。
代表作のさまざまなシーンについて現代の評論家や映画関係者が語るが、マーティン・スコセッシの熱弁は秀逸。チャップリンの表現術を研究し尽くした者だけが知る薀蓄に満ちた分析と解説は、現代にも通じる映画作りの教科書だ。(60点)
ハリウッドでの初期の短編映画から絶頂期をへて「ライムライト」に至り、さらにスイス移住後の引退生活までを、丹念に追った意欲作だ。代表作のさまざまなシーンについて現代の評論家や映画関係者が語るが、マーティン・スコセッシの熱弁は秀逸。まさにチャップリンの表現術を研究し尽くした者だけが知る薀蓄に満ちた分析と解説は、現代にも通じる映画作りの教科書だ。