可笑しくて哀しくて感動的(65点)
© 2008 Walker George Films(Young at Heart) Limited.
愛すべき老人たちがロックをツールに生の輝きを見せる作品だ。マサチューセッツ州の小さな町にある、平均年齢80歳のコーラス隊“ヤング@ハート”がコンサートに向けて練習を重ねる様子を追う記録映画である。歌詞を忘れ、リズムが取れない。病気や死への恐怖もある。さまざまなトラブルと対峙しながら、それでも“ロックする”彼らの姿が可笑しくて哀しくて感動的だ。身体のふしぶしが痛むのに“I Feel Good”と歌うパフォーマンスにシビれる。歌への愛と仲間の絆こそが彼らの元気のもとなのだろう。劇中のミュージッククリップもなかなか味があって良い。
平均年齢80歳の老人コーラスを通じ彼らの生きる意欲を能弁に語る。何より公演までの集中練習中にメンバーが次々と亡くなる中で、まさに死と背中合わせになりながら、最期の輝きを搾り出すような歌声はダイレクトに伝わってくる。(50点)
© 2008 Walker George Films(Young at Heart) Limited.
大きな口を開けてひび割れた舌を見せ、シワだらけの顔をくしゃくしゃにしてパンクロックを歌う老女。腹のそこから搾り出す声とメロディに乗って体を動かす仕草は、「老い」を受け入れ、命ある限りステージに立っていたいという彼女の切実な願いだ。映画は平均年齢が80歳という超高齢老人コーラスグループの音楽活動をドキュメンタリーにまとめ、彼らの生きる意欲を能弁に語る。何よりコンサートが決まり7週間の集中練習中にメンバーがひとりまたひとりと亡くなっていく中で、まさに死と背中合わせになりながら、最期の輝きを搾り出しているような歌声はダイレクトに心に伝わってくる。
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平均年齢80歳のロックコーラスグループのドキュメンタリー。必見!(80点)
© 2008 Walker George Films(Young at Heart) Limited.
ロックするのに年齢は関係ない。マサチューセッツはノースハンプトンにあるロックを歌うYoung@Heartコーラスの平均年齢はなんと80歳。彼らにスポットを当てたドキュメンタリー映画が製作された。タイトルもそのまま『ヤング@ハート』。この映画ではもうパワフルなおじいちゃんにおばあちゃんにノックアウトされてしまう。
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