フカキョンドロンジョは、歴史に残る名ヒロイン(85点)
日本の映画界には妙な癖があって、到底実写じゃ成立しないような漫画・アニメ作品ばかり、なぜか好んで映像化する。ゴルゴ13、ルパン三世、デビルマン、そして二十世紀少年……。
フカキョンドロンジョは、歴史に残る名ヒロイン(85点)
日本の映画界には妙な癖があって、到底実写じゃ成立しないような漫画・アニメ作品ばかり、なぜか好んで映像化する。ゴルゴ13、ルパン三世、デビルマン、そして二十世紀少年……。
往年のファンを喜ばせる作品(60点)
大人気TVアニメを独特の世界観で遊びたおした実写映画だ。正義のために、犬型巨大ロボット・ヤッターワンを完成させたヤッターマン1号ことガンちゃんと2号のアイちゃんは、伝説のドクロストーンを巡ってドロンジョら泥棒一味と闘うことに。CGやセットなどたっぷり費用をかけてバカをやらかしている。鬼才・三池監督の演出は個性的だが、お決まりのセリフはやはり楽しいもので、70年代当時のアニメを見ていた、往年のファンを喜ばせる作品といえる。キャラは見事に立っていて、ボヤッキーなどは完璧。泥棒3人組のダンスは絶品だ。だが、フカキョンのドロンジョは意見が分かれそう。このアニメにまったく思い入れのない私にも、あのかん高い声はNGに思える。
キメ台詞から毎回繰り返されるナレーションまで、原作に忠実に実写化する。作りこまれた世界観はほぼ完全に30年前のアニメを現代に再現しており、元ネタを知っている者にとってはつい懐かしさがこみ上げてくるほどの完成度だ。(60点)
「やっておしまい!」「説明しよう」「ブタもおだてりゃ木に登る」など、キメ台詞から毎回繰り返されるナレーションまで、原作に忠実に実写化する。そのこだわりはメカや衣装、背景にまで及び、さらに俳優たちもまるで古いビデオから飛び出してきたかのようにキャラクターになりきっている。作りこまれた世界観はほぼ完全に30年前のアニメを現代に再現しており、元ネタを知っている者にとってはつい懐かしさがこみ上げてくるほどの完成度。思わず笑い声をこらえきれなくなるシーンにたびたび遭遇した。