◆癖ありサスペンス(50点)
こんな内容だったとは・・・
あらすじ(↓)
40年前、ひとりの少女が忽然と姿を消した。
◆40年前の失踪事件を洗いなおす主人公が真相を突き止めていく過程がアイデアに満ち溢れ、パズルのピースを埋めていく作業とリアルな暴力が交錯し、スリルとインテリジェンスを兼ね備えた上質なミステリーに仕上がっている。(80点)
新聞に掲載された一枚の写真から連続して撮影されたネガにたどりつき、被写体の表情が変化するを発見する。平穏な表情が恐怖に一変する様子を探し出すという調査報道に携わるジャーナリストならではの観察眼と根気。さらに残された数字が迷宮入りしていた惨殺事件に結びつき、血ぬられた一族の恥部が闇から浮き上がる。大昔に起きた失踪事件を洗いなおす主人公が、警察も解明できなかった真相を突き止めていく過程がアイデアに満ち溢れ、地道にパズルのピースを埋めていく作業とリアルな暴力が交錯し、スリルとインテリジェンスを兼ね備えた上質なミステリーに仕上がっている。
◆北欧発のミステリーは、型破りのヒロイン像が興味深い。話は面白いが映画の構成は少々疑問。(65点)
ジャーナリストのミカエルは、大企業ヴァンゲル・グループの前会長ヘンリックから、40年前に失踪した少女の調査を依頼される。実業家の不正を告発し、失業中のミカエルは、天才ハッカーのリスベットと共に調査を始めるが…。
◆ヒロインのリスベットのルックスは一度観たら忘れられないほど強烈(75点)
世界中で大ベストセラーとなったスティーグ・ラーソン原作「ミレニアム」三部作の第一部を、ニールス・アルデン・オプレヴ監督が映像化した153分の力作。
◆映像よりも書物向きの内容ではないか(30点)
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の原作は、雑誌の海外ミステリランキングなどでも絶賛された作品で、全世界1500万部以上を売り上げたといわれるベストセラーである。3部作の第一部を映画化した本作は、本国スウェーデンや同時公開されたデンマークで期待通りの大ヒットを記録した。