ミルク - 渡まち子

見るものにポジティブな感動をもたらしてくれる(75点)

ミルク

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 この映画のショーン・ペンは、今まで見たことがないほど可愛らしくて繊細だ。彼は時に過剰なほど凄味のある演技が持ち味だが、軽さや愛嬌がこの俳優をとても魅力的にすると知った。70年代のサンフランシスコで、同性愛であることを公表しながら公職に就き、真正面から政治活動を行なったハーヴィー・ミルクの半生を描く物語は、彼の遺書作りから始まり、やがてくる悲劇へ向かって一歩一歩近づくように進行する。

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ミルク - 福本次郎

ゲイは積極的にカミングアウトして初めてその存在を認めてもらえる。そんな主人公の戦術が社会の無理解を啓き、やがて個人の権利と自由を守る戦いに転化していく過程は、70年代という変革する時代のうねりを見事に再現していた。(60点)

ミルク

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 無知はどれほど誤解を生み、偏見を育てるのか。多数派は常に自分たちの価値観が正しいと思いこみ、少数派を異常と決め付け、ひいては得体のしれない怪物のような妄想まで抱いてしまう。しかし、少しでも相手を知れば、性的なし好は違っても本質は変わらないことを明るく社交的でウイットに富んだ主人公は教えてくれる。マイノリティは積極的にカミングアウトして「我々も同じ人間だ」と周知して初めてその存在を認めてもらえる、そんな彼の戦術が社会の無理解を啓き、やがて個人の権利と自由を守る戦いに転化し、良識あるマジョリティまで動かしていく過程は70年代の変革する時代のうねりを見事に再現していた。

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ミルク - 山口拓朗

◆人と違うことを隠さないこと(75点)

 同性愛者のハーヴィー・ミルク(ショーン・ペン)は、1977年、4度目の選挙で念願のサンフランシスコ市政執行委員に選出された。同性愛者であることを公表して公職についた初めての人間だった。彼は同性愛者の代弁者として時代の寵児となり、同性愛者はもとより、有色人種、高齢者、ヒッピーなど、さまざまなマイノリティ(少数派)を支援する政治活動を行った。ところが、公職についてわずか11ヵ月後、ミルクは敵対する同僚の市政執行委員ダン・ホワイト(ジョシュ・ブローリン)に射殺されてしまう……。

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ミルク - 岡本太陽

1970年代にアメリカの同性愛者達のために立ち上がった1人男の物語(70点)

ミルク

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 1960年代、アメリカではまだ同性愛者には権利というものが存在していなかった。同性愛は病気であり、同性愛者は同性愛を理由に職業を解雇されたり、警官がゲイバーに踏み込み、そこにいた者を連行する光景もしばしば見受けられた。そして1969年6月27日金曜の夜(正確には28日午前1時過ぎ)、ニューヨークでストーンウォールの反乱が勃発する。これは同性愛者が初めて警官と立ち向かい暴動となった事件だ。

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