マリア - 渡まち子

(65点)

 少女から妻、そして母へと変化する一人の女性の成長物語の主人公は、イエスの母マリアだ。ケイシャ・キャッスル=ヒューズの真摯な演技が魅力的だが、イラン出身のショーレ・アグダシュールも名演。聖母マリアは私のような無宗教の人間にさえ敬う気持ちをいだかせる宗教界のスーパー・カリスマ。彼女にもあったであろう悩みや疑心をあえて深く描かなかったことで、運命を受け入れる強さと気高さが際立った。

マリア - 福本次郎

◆奥ゆかしい瞳は希望を宿し、微笑む口元は慈愛をたたえる。神に選ばれし運命を受け入れたヒロインを通じて、愛とは、信仰とは何かを問う。しかし、まるでフレスコ画に描かれた聖母のようで、理想の人物像の範疇を出ていない。(50点)

 その奥ゆかしい瞳は苦難に打ち勝つ希望を宿し、微笑む口元には限りない慈愛をたたえる。神に選ばれし運命を受け入れたヒロインの逃避行を通じて、愛とは、信仰とは何かを問う。迷いや疑いを一切捨て、ただ神の言葉と夫の愛を信じて行動する。キリストが記述の中心である聖書を元に、彼の母親はどのような人間であったかをディテール豊かに描く。しかし、資料が少ない人物だけにもう少し大胆にイメージを膨らませてもよかったのではないか。これではまるでフレスコ画に描かれた聖母そのもので、理想の人物像の範疇を出ていない。

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