ボーダータウン 報道されない殺人者 - 福本次郎

メキシコ国境地帯、工員が年間に何百人も行方不明になり殺されているのに、警察はまともに捜査せず、報道は権力に押しつぶされる。命がけで権力と戦うジャーナリストを描こうとする志の高さは買うが、題材が現実離れしている。(40点)

 経済のグローバル化で富める者はより裕福になり、貧しい者はさらに搾取される。メキシコ国境地帯のテレビ工場、それでも仕事があるだけマシと、米国向け製品を作る工員たちはわずかな現金収入を求めて低賃金の作業に就く。そんな彼らが年間に何百人も行方不明になり殺されているというのに、警察はまともに捜査せず、報道は権力に押しつぶされる。だが、いくら先進国と比べてまだまだ人権意識の低いメキシコといえども、これだけの殺人事件数を放置しておくことはできず、いかに強権政治でもここまで報道機関に弾圧を加えることなどできない。命がけでレポートするジャーナリストを描こうとする志の高さは買うが、題材が現実離れしすぎている。

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ボーダータウン 報道されない殺人者 - 渡まち子

つらさと憤りで震えがくる映画(70点)

 つらさと憤りで震えがくる映画だ。米国とメキシコの国境の町で起こっている連続女性レイプ・殺人事件を、女性記者ローレンが追うが、そこには大国と企業の都合で事件を闇に葬る不条理な現実がある。実話を基にしているが、工場での劣悪な労働の実態がまず酷い。その上、労働力である女性を襲って殺害するとは。しかもそれを事件にすることを許さない社会圧力があるとは。ロペスとバンデラスというラテン系の役者の起用で説得力のある社会派サスペンスになった。結局は権力に屈する米国メディアの実態はやるせないが、この映画が公開されることに意味を見出したい。

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