ベティの小さな秘密 - 福本次郎

無人の屋敷、風の咆哮、夜の嵐、聞きなれない足音、勝手に動く扉。10歳の少女には、世界にはまだまだ魔物が潜むと感じられるのだろう。映画は彼女の行動を通じて弱者に対するいたわりの気持ちを持ち続けることの大切さを説く。(70点)

 無人の屋敷、風の咆哮、夜の嵐、聞きなれない足音、勝手に動く扉。10歳の少女にとっては、世界はまだまだ知識や経験をはるかに超えた恐ろしい魔物がすんでいると感じられるのだろう。だからこそ彼女は、脱走した精神病患者や殺処分を待つ犬の胸のうちを敏感に察することができる。怯えて震えている彼らの姿に自分を重ね合わせ、手を差し伸べてやる優しさと勇気、大人になるといつしか忘れてしまっているまっすぐな感情。映画は彼女の行動を通じて弱者に対するいたわりの気持ちを持ち続けることの大切さを説く。

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ベティの小さな秘密 - 渡まち子

少女の大きな瞳が印象的(60点)

 少女の大きな瞳が印象的な小品。両親の不仲に心を痛める10歳のベティは、ある日、精神病院から抜け出した青年イヴォンをかくまうことに。ベティにとって檻に囚われた犬のナッツと心優しいイヴォンは、何をおいても守りたい存在だった。どこか名作「ミツバチのささやき」と思わせるストーリーだが、こちらは小さな冒険と秘密の遊びに思えるのどかさがある。イヴォンが逃げる理由が明記されないので彼をかくまうベティの行動に説得力が乏しいのが気になった。恋と呼ぶには絆が弱い。それでも、自分より弱いものを守る行為で孤独を乗り越えようとする、少女のけなげさが心に残る。

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