ベスト・キッド - 福本次郎

ベスト・キッド

◆老人が少年にカンフー教える過程で、鍛える目的は己に克つことだと諭し、内面の成長を促すのが心地よい。格闘技を知らない主人公が、トレーニングで技を磨きたくましくなっていく様子が、肉体は嘘をつかないことを証明する。(50点)

 文化の違い言葉の違いそして肌の色の違い。古い伝統と新しい文明が入り混じる北京で、米国から来た少年は誰にも気持ちを理解されない孤独を覚える。自分を主張して周囲に存在をアピールしなければ生き残っていけない故国とは異なり、人間関係が最優先される世界で彼は異分子として徹底的に排除される。それは容赦のない暴力となって彼を襲うが、一方で眠っていた彼の本能を目覚めさせる。老人が少年にカンフー教える過程で、鍛える目的は敵を倒すのではなく己に克つことだと諭し、内面の成長を促すのが心地よい。何より、最初はまったく格闘技を知らなかった主人公が、トレーニングで体を作り技を磨き、みるみるたくましくなっていく様子が、肉体は嘘をつかないことを証明する。

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ベスト・キッド - 渡まち子

ベスト・キッド

◆壮麗な中国の景色をバックに武道の修行に励む図はそれだけで美しい(65点)

 1985年の同名映画のリメイクだが、舞台を中国に、空手をカンフーに、主人公の年齢を高校生から小学生に変更し、師弟関係と少年の成長を描くカンフー・サクセス・ストーリーだ。アメリカから北京に引っ越してきた12歳の少年ドレは、言葉や文化の違いから新しい環境になじめず地元の少年たちからいじめに遭う。必死に仕返しをしてもさらに手痛いメに遭うドレ。ある日、一見冴えない中年男に見えたアパートの管理人ハンがドレの窮地を救う。カンフーの達人のハンは、なりゆきでドレが出場することになった武術大会に向けて猛特訓を始めるが…。

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ベスト・キッド - 小梶勝男

ベスト・キッド

◆予定調和的なハリウッドの娯楽作にジャッキー・チェンがピタリとはまって、気持ちがいい。上映時間は長すぎるが、端正な出来(69点)

 ジグソーパズルの最後の1ピースがピタリとはまるのは、気持ちのいいものだ。例え完成した絵が凡庸だとしても。

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ベスト・キッド - 前田有一

ベスト・キッド

◆傑作になりかけたが最後で台無し(65点)

 基本的に、映画はその時代の人々の興味のあることをネタにするものだ。私なら、1970年代のボディビルダー、アーノルド・シュワルツェネッガーやフランコ・コロンブ、マイク・メンツァーらの確執を描いた映画があったら喜んで見に行くが、そんなものを2010年の日本で公開しようとしても、銀座シネパトスですら見向きもしないだろう。

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ベスト・キッド - 岡本太陽

ベスト・キッド

◆「ジャケットかける、ジャケットとる」?(70点)

 「ワックスかける、ワックスとる」ではなく、「ジャケットかける、ジャケットとる」になった84年のリメイク版『ベスト・キッド(原題:THE KARATE KID)』。物語の舞台も中国・北京に移し、異国の地で12歳のアメリカ人の主人公ドレ・パーカー(ジェイデン・スミス)は“カンフー”に魅せられる。「え、空手じゃないの?」と疑問を抱く人も少なくないだろうが、物語の中で主人公の母親が言う様に、そのあたりの事情は「Whatever(どうでもいい)」なのだ。

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