プライド - 渡まち子

オペラ界が舞台なのに、本格的なオペラの場面が少なすぎる(45点)

プライド

© 2008プライド製作委員会

 良くも悪くもマンガ的すぎるこの映画、楽しむためにはリアリティの欠如を受け入れるしか道はない。お嬢様育ちで気位が高い史緒と、貧しいが上昇志向の強い萌の二人が、オペラ歌手を目指して熾烈なバトルを繰り広げる物語だ。女のいやらしさや稚拙な陰謀が展開するのはお約束としても、オペラ界が舞台なのに、本格的なオペラの場面が少なすぎる。互いに嫌いながら磁石のように引き付けあう二人が共に歌う場面が2度あるが、どちらもポップスなのはいただけない。ともあれ、プライドとは、保つのも捨てるのもやっかいだと、このデフォルメされた女たちが教えてくれた。

プライド - 福本次郎

成功を夢見る2人の歌手が激情をぶつけ合う。少女マンガ的なデフォルメの一方、オペラ歌唱や銀座のクラブといったディテールと絶妙に混ざり合い、美しいメロディの陰に潜む醜い部分を描きこむことで魅力を放つ世界を構築している。(70点)

プライド

© 2008プライド製作委員会

 そばにいると反発し、離れていると引かれあう。そんな2人は愛をめぐって憎しみを増幅させながらも、歌を介して才能は認め合っている。どん底から這い上がるためにプライドをかなぐり捨てた女と、育ちのよさから来るプライドゆえに後一歩を踏み出せない女。映画は成功を夢見る2人の歌手をめぐっておどろおどろしいまでの激情がぶつかり合う。それは、少女マンガ的なデフォルメの一方、オペラ歌唱や銀座のクラブといったディテールと絶妙に混ざり合い、美しいメロディの陰に潜む醜い部分を徹底的に描きこむことで独特の魅力を放つ世界を構築している。

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プライド - 山口拓朗

◆"マンガ的"という言葉がここまで似合う作品も少ないだろう(50点)

 亡き人気オペラ歌手の娘で、裕福な家で育った史緒(ステファニー)と、酒浸りの母親と貧しい暮らしをする萌(満島ひかり)。オペラ歌手を目指すふたりは、イタリア留学をかけ、神野(及川光博)のレコード会社が主催するコンクールに出場する。史緒が優勢かと思われたが、決勝前に、萌は史緒の動揺を誘う作戦に出る……。

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