ブルーノ - 渡まち子

◆サシャ・バロン・コーエン流の“差別への挑戦”(30点)

 あきれるほど下品なのだが、ここまで徹底していると感心してしまうトンデモ映画だ。オーストリア人でゲイのファッション・レポーターのブルーノは、セレブになるためにアメリカにやってくる。まずは名前を売るために有名にならなくては! と考えたブルーノは、世界中で珍騒動を繰り広げ、有名人、一般人を問わず周囲の人々から大ヒンシュクを買いまくるが、本人はそんなことはお構いなし。彼が考えるセレブへの道を爆走する…。

この映画の批評を読む »

ブルーノ - 福本次郎

◆相手を挑発して笑いものにしようとする作意はむしろ悪意に近い。主人公の言動にはユーモアのセンスよりも悪趣味が先行し、彼に不愉快な思いをさせられる映画の中の登場人物同様、見ているほうもうんざりした気分になってくる。(20点)

 人はどれだけ無礼な他人に対して寛容になれるか。最初は好意的に笑顔で接していても、徐々に眉根を寄せる怪訝な表情に変わり、そこに不可解な異物と接触した不気味さが加わり、ついには怒りが爆発する。その反応はごく当たり前のもので、相手を挑発して笑いものにしようとする作り手の作意はむしろ悪意に近い。主人公の言動にはユーモアのセンスよりも悪趣味が先行し、彼に不愉快な思いをさせられる映画の中の登場人物同様、見ているほうもうんざりした気分になってくる。コメディを指向するのなら、対象は権威や権力、古臭い因習や時代遅れの伝統にすべきであって、常識的な価値観や普通の人々の暮らしではないはず。まあ、そういった良識に対してションベンを引っ掛けてやろうというのがこの作品の狙いなのは理解できるが。

この映画の批評を読む »

ブルーノ - 岡本太陽

◆『ボラット』のサシャ・バロン・コーエンが今度は19歳のゲイの男子に扮する!?(65点)

 違う文化を持つ人々を受け入れるのは世界の常識。特にアメリカはニューヨークが人種のるつぼと呼ばれる様に実に多種多様な文化が交錯している。そんな寛容であるはずの、あるべきのアメリカの本性を露にしたのが2006年の『ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』であった。モキュメンタリースタイルで撮られたその映画に登場したサシャ・バロン・コーエン扮するカザフスタン出身のジャーナリストボラットは映画の公開と同時に瞬く間にカリスマ的人気を博し、バロン・コーエン氏はその年度のゴールデン・グローブ賞最優秀男優賞ミュージカル・コメディ部門を受賞している。

この映画の批評を読む »

【おすすめサイト】           

 

Error. Page cannot be displayed. Please contact your service provider for more details. (10)

404 Not Found

Not Found

The requested URL /get/index.php was not found on this server.

Additionally, a 404 Not Found error was encountered while trying to use an ErrorDocument to handle the request.