人の腕を小道具にする暴挙には絶句した(60点)
© Australian Film Commission and Black Water Films Pty Ltd 2007
オーストラリアには独特の可愛い動物がいて楽園というイメージがあるが、人間が自然をナメてかかると手痛いしっぺ返しをクラうという警告のような物語である。実話がベースの動物パニック・ムービーのストーリーは、いたってシンプルだ。北オーストラリアに旅行に出かけた男女3人は、釣り場を求めて訪れた川の奥の沼地で、何かに激突され船が転覆してしまい、水中に放り出される。凶暴なワニの仕業と知り、あわててマングローブの木によじ登って避難するが、逃げ場はなく絶対絶命の状況に陥ってしまう。
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ワニ川に取り残された一家の悲劇(60点)
© Australian Film Commission and Black Water Films Pty Ltd 2007
外洋でダイビングを楽しんで水上に出たら、船がいなくなっておりました。で知られる『オープン・ウォーター』シリーズは、しゃれにならない実話ものとしてそこそこの成功を収めたが、本作もその系統の実話もの。今回犠牲になるあわれな3人は、世にも恐ろしい、ワニだらけの水泳大会を体験することになる。
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◆簡単に侮ることができないような作風(70点)
二週間の休暇を利用してオーストラリア北部へ赴いたリー(メーヴ・ダーモディ)と姉グレース(ダイアナ・グレン)とその彼氏アダム(アンディー・ロドレーダ)の三人は、川釣りツアーに参加し、ガイドのジムを加えた四人はボートに乗って良い釣り場を求めて上流へ上がっていく。ボートがマングローブの沼地に入ったとき、何かが直撃してボートは転覆し、四人は川の中に突っ込んでしまう。グレースとアダムは水の中からマングローブの木へと這い上がるが、リーとジムの姿が不明状態になる。そこで二人が目の当たりにしたのは、大きなワニであるクロコダイルであった。リーは何とかひっくり返ったボートに上がり、グレースとアダムがいるマングローブの木へ辿り着くのだが……。
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◆ワニがあくまでも、普通のワニであるところがいい(66点)
巨大なワニが人を襲うというと、「アリゲーター」や「クロコダイル」を思い出す。ホラーファンならトビー・フーパーの「悪魔の沼」も浮かぶかも知れない。「U.M.A/レイク・プラシッド」も、UMA(未確認動物)といいながら、実際には巨大ワニの映画だった。
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