パレード - 山口拓朗

◆閉塞したビターな時代の膿をかき出すような鋭い刃をもった社会派作品(65点)

 映画会社に勤める健康オタクの直樹(藤原竜也)、酒好きな自称イラストレーターの未来(香里奈)、恋愛依存のフリーターの琴美(貫地谷しほり)、先輩の彼女に思いを寄せる大学生の良介(小出恵介)の4人はマンションの一室をシェアして生活していた。そこにある夜から、男娼のサトル(林遺都)までもが居着くようになる。リビングに置かれたテレビは、連日、そんな彼らが住む町で多発している女性を狙った無差別暴行事件のニュースを流していた……。

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パレード - 福本次郎

◆マンションの一室で共同生活しているのに、お互いの事情をほとんど知らない若者たち。それはお互いに他人の内面に踏み込もうとしないから。「真実という言葉に真実味を感じない」というセリフに彼らの関係が凝縮されていた。(50点)

 マンションの一室で共同生活しているのに、お互いの事情はあまりよく知らない。それは心の中にだれかが踏み込んでくるのが嫌で、自分も他人の内面に関わろうととしないから。表面上は仲がよく心配をしているが、あえて濃い人間関係を築かないことで均衡がとれている危ういバランスでしかなく、そのルールを全員が了解している。映画はそんな若者たちの平和な暮らしに現れたひとりの闖入者とともに、人間の本性とは何かを考察する。「真実という言葉に真実味を感じない」、登場人物が口にするセリフがいちばん真実味を帯びていた。

美しい自然描写が持ち味のジェンチイ作品らしく、霧雨にけむる街並みや緑の陰影、幻想的な天灯祭りなど、思わずハッとするような映像美にあふれている(60点)

 連続女性殴打事件が世間をにぎわせているころ、直樹、良介、未来、琴美の男女4人が暮らす2LDKのマンションにサトルという少年が転がり込んでくる。やがて良介には彼女ができ、琴美は妊娠、未来は大切にしていたビデオを上書きされるなどの変化が起き、みな年長の直樹を頼り彼に相談する。

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パレード - 前田有一

◆ルームシェアする若者たちの、どこか異質な関係(55点)

 日本の都市部の家賃は世界的にみても高額だが、欧米のようにルームシェアが普及することはあまり無い。間取りや国民気質の問題もあるが、不動産関連の慣例や契約が案外ガチガチで、居住者ががんじがらめにされているのも理由のひとつだろう。

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パレード - 佐々木貴之

◆最後の最後に観る者をあっと驚かせてくれる(60点)

 吉田修一の山本周五郎賞受賞作である同名小説を行定勲が映像化した青春群像ドラマ。

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パレード - 渡まち子

◆都市生活に巣食うモラトリアムという透明の闇。若手実力派俳優5人のキャスティングが絶妙だ。(70点)

 都内のマンションでルームシェアする、直輝、未来、琴美、良介。彼らは色恋抜きの関係を保ち、怠惰で平和な毎日を送っていた。そこに男娼のサトルが加わり小さな変化が起こる。一方、街では連続暴行事件が発生していて…。

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