パリ20区、僕たちのクラス - 渡まち子

◆アイデンティティーとは、自分の手で掴み育てて確立するしかないのだ(60点)

 まるでドキュメンタリーのような作品だがれっきとした劇映画で、フランスの“今”を切り取った作品といえる。国語教師のフランソワは、24人の中学生たちに手をやく毎日だ。スラングばかり使う、反抗的な態度をとる、出身国が違うためにケンカが絶えないなど、問題はさまざまだ。そんな中、自己紹介文を書かせる課題が、生徒たちの間で大きな波紋を巻き起こすことに。さらに問題児スレイマンがささいなことから授業中にキレてしまい大問題になる…。

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パリ20区、僕たちのクラス - 福本次郎

◆もともと個人主義が徹底している上に、多種多様な人種・民族・宗教が混在しているクラス。人は違っていて当たり前という考え方のフランスでは、日本のように“異質なものを排除する”タイプのいじめが存在しないのが新鮮だった。(60点)

 14~5歳の少年少女が集う教室、生徒たちは少しだけ世界の広さを知り、それまで絶対的だった大人に疑いを持ち始め、先生や親も実は欠陥を持つ人間であることに気づいている。そして自分のわがままがどこまで許されるのか、自分の声をどう受け止めどんな答えを返してくれるのかを観察して、常に大人を試すような挑発的な態度を取り続ける。映画はあるクラスの9ヶ月間の出来事をカメラに収め、今学校で起きている問題をリアルに再現する。もともと個人主義が徹底している上に、多種多様な人種・民族・宗教が混在している状態。人は違っていて当たり前という考え方のフランスでは、日本のように“異質なものを排除する” タイプのいじめが存在しないのが新鮮だった。

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パリ20区、僕たちのクラス - 前田有一

◆欧州を感動させた映画ではあるが……(15点)

 くせもの揃いのカンヌ国際映画祭。そこで2008年の最高賞(パルムドール)をとったとなれば、映画好きならば誰だって興味がわく。しかも審査委員長の映画監督ショーン・ペンは満場一致と絶賛するし、考えてみれば純粋なるフランス映画がパルムドールをとるのは久しぶりな気もする。これは見逃せないと試写に出向いたが、これが残念な肩透かしであった。

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パリ20区、僕たちのクラス - 佐々木貴之

◆ドキュメンタリータッチで描いたことによって観る者にドラマであることを忘れさせ、作品の世界へと没頭させる(70点)

 08年度カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得したローラン・カンテ監督・脚本の人間ドラマ。

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パリ20区、僕たちのクラス - 岡本太陽

◆カンヌ映画祭で審査員全員一致でパルム・ドールを受賞したあの映画!(85点)

カンヌ映画祭で審査員全員一致でパルム・ドールを受賞したあの映画!(85点)

 教師と生徒を描く映画は多い。例えば、『青春の輝き』や『デンジャラス・マインド』、最近では『フリーダム・ライターズ』等、挙げれば切りがない。 2008年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞したフランス映画『パリ20区、僕たちのクラス(仏題:Entre Les Murs)』も学校が舞台だが、この映画は上に挙げた様な作品とは随分とアプローチが違う。普段こういった映画では学校外での教師と生徒の生活も描かれるのだが、この映画では彼らの学校内での姿しか映されないのだ。

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