観客を退屈させまいと、てんこもりの活劇を用意してくれた(65点)
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冒険家にとって何よりも怖いのは退屈すること。この映画の作り手こそまさにそれで、観客を退屈させまいと、てんこもりの活劇を用意してくれた。1946年、リックとエヴリン夫妻は伝説のダイヤに導かれ、呪われた皇帝のミイラと対決する。“旬の場所”中国を舞台にした時空を越えたバトルは、ありえない展開の連打だが、パンチの効いたギャグが楽しい。残念なのは、妻役がレイチェル・ワイズではないこと。見せ場が多すぎてメリハリは薄いが、ここまでサービスされたら奇想天外なアドベンチャーを楽しむしかないだろう。
まるで出撃直前に突然時間を止められたかのように並んだ兵士と軍馬が命を吹き込まれ、整然と行軍する姿は圧巻だ。そして彼らに挑む奴隷のミイラ。このシリーズのお約束ともいえる砂漠での大合戦シーンはかつてないスケールだ。(50点)
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まるで出撃直前に突然時間を止められたかのように並んだ武装した兵士と軍馬は、一体ごとにすべて個性を持たせた実物大の素焼き人形。彼らは、魔法をかけられたまま20世紀まで忘れ去られた、2000年以上前に君臨した中国皇帝の軍団なのだ。その皇帝と部下たちがもう命を吹き込まれ、整然と行軍する姿は圧巻だ。そして皇帝軍に挑む奴隷のミイラ。このシリーズのお約束ともいえる砂漠での大合戦シーンはかつてないスケールで繰り広げられるが、双方肉体の痛みを伴わないだけに重量感の乏しいビデオゲームを見ている気分だ。
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ハムナプトラの続編は中国大陸が舞台(75点)
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最近、中国がらみのハリウッド映画がやたらと多い。制作費が安く済む(米国の2から3分の1)とか、中国の市場規模が右肩上がりだからなどと、表向きには言われている。このハムナプトラシリーズも、久々に続編が作られたと思いきや舞台は中国、敵役はジェット・リー。あまりに強引な方向転換でファンを驚かせた。
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ジェット・リーが悪役で出演するシリーズ第3弾!(40点)
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スティーブン・ソマーズが監督し世界的に大ヒットを記録した1999年の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』と2001年の『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』。ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズ演じるリックとエブリンの恋模様も描くアドベンチャー映画で、特にレイチェル・ワイズには注目が集まり、後2005年に出演した『ナイロビの蜂』でアカデミー助演女優賞を獲得した。
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