◆航空業界のお仕事紹介(65点)
『マジックアワー』から始まって、『僕の彼女はサイボーグ』や現在公開中の『ICHI』。今年出演の映画は今回の『ハッピーフライト』でなんと5本!劇場以外でもTV、雑誌、いたるところで見かける引っ張りダコの綾瀬はるかちゃん♪お休みはあるんだろうか・・?
◆航空業界のお仕事紹介(65点)
『マジックアワー』から始まって、『僕の彼女はサイボーグ』や現在公開中の『ICHI』。今年出演の映画は今回の『ハッピーフライト』でなんと5本!劇場以外でもTV、雑誌、いたるところで見かける引っ張りダコの綾瀬はるかちゃん♪お休みはあるんだろうか・・?
管制塔、ターミナル、整備場、管理センター。機内だけでなく、空港で働く人々の姿を再現する。まるでそれぞれの現場に足を運び社会見学に来ているようなディテールは、多少の誇張はあるものの見事なリアリティを伴っている。(50点)
管制塔、ターミナル、整備場、管理センター。機内だけでなく、旅客機を飛ばし乗客を無事目的地まで運ぶために空港で働く人々の姿を再現する。まるでそれぞれの現場に足を運び社会見学に来ていると錯覚させるほどのディテールは、多少の誇張はあるものの見事なリアリティを伴っている。ただ、航空会社名を前面に出す全面協力という形のため広報映画みたいになってしまい、大枠の設定に大胆な発想が取り入れられず、あっと驚く展開はない。それでも強力な魅力を放つのは、出演者にわかりやすいキャラを持たせて、みんな一生懸命働いているんだとアピールしたから。地味な題材でもエンタテインメントにしてしまうのが矢口監督の才能だ。
全日空全面協力の、かつてない飛行機映画(90点)
『ウォーターボーイズ』(2001)、『スウィングガールズ』(2004)と続けてヒットを飛ばした矢口史靖監督は、この最新作では飛行機を飛ばすことになった。取材の過程でマニア級の飛行機好きになった監督としては、前二作とは趣の相当異なる、そして邦画には珍しい「一般ウケするオタク映画」を作り上げた。
人物像がにぎやかな飛行機狂想曲(65点)
矢口流にデフォルメした人物像がにぎやかな飛行機狂想曲。副操縦士やCA、整備士など飛行機にかかわる多くの人の力でホノルル便が出発するが、離陸後トラブルが発生する。ドジな綾瀬はるかは可愛いがあまりに誇張しすぎ。この演出ではまるで学生アルバイトだ。一方、お疲れ気味のグランドスタッフ役の田畑智子は秀逸。バードさんなど舞台裏の仕事が興味深い。終盤のサスペンスフルな展開を経て、ドタバタ劇は大団円に。ノリは軽いが、ゴージャスなシナトラの主題歌を聴けばきっとハッピーになる。