ノーカントリー - 福本次郎

押し殺した足音、ドアのすき間から差し込む光、壁の向こうに漂う気配。息詰まるような緊張感の中で忍び寄る死の影が生々しい感触となって迫り、感情を持たない殺し屋の絶望を湛えたような瞳が巨大な存在感となって圧倒する。(80点)

 押し殺した足音、ドアのすき間から差し込む光、壁の向こうに漂う気配。息詰まるような緊張感の中で忍び寄ってくる死の影が生々しい感触となってスクリーンから迫ってくる。狙った標的を仕留めることだけをアイデンティティとする感情を持たない殺し屋、彼の無表情と絶望を湛えたような瞳が巨大な存在感となって圧倒する。もはや人智を超越し、自らのルールを忠実に守る死神。すべてを見通し、確実に追い詰める無駄のなさは運命をつかさどる者にふさわしい。この、「命を吸い取る殺人マシーン」というキャラクターは、ハビエル・バルデムよって見事に具象化された。

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ノーカントリー - 渡まち子

暴力的なのに抗いがたい魅力がある逃亡/追跡劇。コーエン兄弟独特のノワールな笑いが彩りを添える。(90点)

 80年代のアメリカ・テキサス。砂漠でハンティング中だったモスは、偶然に、死体の山と麻薬、現金200万ドルを見つけ、危険を承知で現金を奪う。必死で逃亡する彼を追うのは冷徹な殺し屋シガー。モスを救おうと、老保安官ベルも動き始めるが…。

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ノーカントリー - 前田有一

アカデミー賞最多4部門を受賞した、コーエン兄弟最新作(70点)

 最多4部門を受賞し、今年のアカデミー賞最大の話題作となった『ノーカントリー』は、噂どおりの味わい深い一品であった。

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ノーカントリー - 岡本太陽

際限のない暴力を描く、コーエン兄弟最新作(95点)

 コーエン兄弟というと、『バートン・フィンク』『ファーゴ』『オー・ブラザー!』等、挙げれば切りがない程独特な映画を世に送り出す兄弟である。『バートン・フィンク』ではカンヌ国際映画祭パルムドールを、『ファーゴ』ではアカデミー賞作品賞を受賞している。彼らのデビュー作は『ブラッド・シンプル』で低予算ながらも高い評価を得た。この兄弟は主に兄のジョエルが監督を、弟のイーサンが脚本を手掛ける。そして今年、コーエン兄弟が新しい映画『ノーカントリー(原題:NO COUNTRY FOR OLD MEN)』が公開された。本作は、彼らの長年のキャリアの中でも完璧なまでの出来で、映画史にその名を刻む作品になることだろう。

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