◆いつもながらの車、格闘アクション、美女の3点セット(67点)
プロの運び屋フランクを主人公にした「トランスポーター」シリーズの第3弾。製作・脚本を兼ねるリュック・ベッソンが大好きな「車、格闘アクション、美女」の3点セットがいつも通りきっちりと揃っている。
◆いつもながらの車、格闘アクション、美女の3点セット(67点)
プロの運び屋フランクを主人公にした「トランスポーター」シリーズの第3弾。製作・脚本を兼ねるリュック・ベッソンが大好きな「車、格闘アクション、美女」の3点セットがいつも通りきっちりと揃っている。
身につけているものを武器に変えチンピラを倒し、愛車・アウディが並走するコンテナトラックの隙間を斜め走行ですり抜ける。格闘とカーアクションに、これぞ映画というようなアイデアが惜しみなく投入され見事な融合をみせる。(70点)
ジャケットを相手の指にからめ、タイを手首に巻きつけ、シャツで首を絞める。身につけているものを脱ぎながら武器に変え襲いかかってくるチンピラを次々と倒していく。さらに愛車・アウディで、並走するコンテナトラックのわずかな隙間を車体を斜めに倒した2輪走行ですり抜ける。格闘テクニックとカーアクションは、これぞ映画というような奇抜なアイデアが惜しみなく投入され、それらは見事な融合をみせる。そしてジェイソン・ステイサムの鍛え上げられた背筋・8つに割れた腹筋と、クールな物腰が洗練された味わいを醸し出す。主人公の活躍の場を米国から古い街並みが残る欧州に戻したことも成功している。
脚本のユルさはコメディ並み(60点)
やっぱり夏はスカッとする作品に限る。やっぱりジェイソン・ステイサムはこのシリーズが一番よく似合う。ということで、ワケありの依頼品を運ぶプロの運び屋が主人公の人気アクションシリーズ第3弾だが、今回はかなりピンチだ。天才運び屋フランクは、車から20メートル離れると爆発する装置を手首にはめられ、強引に仕事を依頼される。謎の美女と共に愛車を駆って欧州中を駆け巡るが、そこには、有毒廃棄物にからむ国際的な陰謀が隠されていた。
◆新鮮さを感じさせるための工夫が施されている(80点)
現在、最もノッている英国人アクションスター、ジェイソン・ステイサムの痛快アクションシリーズ『トランスポーター』シリーズの第三弾。監督は、前二作を手懸けたルイ・レテリエに代わってオリヴィエ・メガトン。