友情、いじめ、親子関係、・・・。小学6年生ともなれば学校や家庭での「立ち位置」を理解しているが、それでも大人になりきっていない心が時々顔をのぞかせる。カメラはそんな微妙な年頃の少年少女の複雑な心境を丁寧に掬い取る。(40点)
友情、いじめ、親子関係、誰にもいえない秘密・・・。小学6年生ともなれば学校や家庭での「立ち位置」を理解し、社会との折り合いをつけていく術を心得ている。それでも大人になりきっていない心が時々顔をのぞかせ、抑えていた感情が爆発する。カメラはそんな微妙な年頃の少年少女の複雑な心境を丁寧に掬い取り、「勇気をもつこと、あきらめないこと、励ましあうこと、そして感謝すること」という鹿児島のよき伝統を伝えようとする。ただ、とってつけたようなエピソードやコミカルなが散発し、せっかくの“泣かせる話”を中途半端な作品にしてしまった。