チェイサー - 福本次郎

目まぐるしく変わる展開は落とし穴のごとく見る者の予想を裏切り、気がついた時には闇の深淵に落とされている。そのもどかしさは極限まで不快感を刺激し、緊迫感あふれる追っかけと凄惨な暴力が、物語の救いのなさを加速させる。(40点)

 連続猟奇殺人犯を逮捕したのに信じてもらえない元刑事。犯行を自白し、生存者がいるとをほのめかしているのも関わらず証拠不十分で犯人を釈放してしまう警察。せっかく犯人のアジトから脱出したのに、またあっさりと犯人の手に落ちてしまう被害者。自分の行動は正直に話すくせに、動機は語ろうとしない犯人。目まぐるしく変わる展開はまるで落とし穴を掘るかのごとく見る者の予想を裏切り、気がついた時には闇の深淵に落とされている。そのもどかしさは極限まで不快感を刺激し、緊迫感あふれる追っかけと凄惨な暴力が、物語の救いのなさを加速させる。

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チェイサー - 渡まち子

どれをとっても脚本に無駄がない(75点)

 怖いほど閉塞感を感じるクライム・サスペンスの秀作だ。韓国で実際に起こった猟奇殺人事件をベースにしているこの物語は、元刑事でデリヘルを経営するジュンホが、良心のかけらもない猟奇殺人鬼を追い続ける追走劇。詰めが甘い警察、頼りにならない法律、犯人の底知れぬ心の闇と、どれをとっても脚本に無駄がない。韓国映画特有の過剰な暴力描写にはマイるが、犯人に翻弄される主人公の焦燥がヒリヒリするほど伝わってきて目が離せない。囚われた女性が携帯に残した伝言が、恨みごとではなく「この仕事はもう辞める。怖くてたまらない」と絶望感に満ちているのが、安易なヒューマニズムを拒否し、悪意に満ちた社会の闇の存在を感じさせる。こんな秀作でデビューする映画人がいるのだから、韓国映画のポテンシャルの高さは疑いのないところだ。

チェイサー - 佐々木貴之

◆アクション映画としての面白さすら感じられる(80点)

 10ヶ月に21人を殺害した連続殺人犯、ユ・ヨンチョル事件に基づいた韓国製クライム・サスペンス。

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