◆外国人は習慣が違うから合わないなんて、そんなの言い訳!(80点)
この映画を観て、確かにその通りだと思いました!
こちらの原作は、2002年の発売以来、4作品で累計250万部を超える大ヒットとなった小栗左多里(おぐりさおり)さんのエッセーマンガ「ダーリンは外国人」を映画化したものです。
◆外国人は習慣が違うから合わないなんて、そんなの言い訳!(80点)
この映画を観て、確かにその通りだと思いました!
こちらの原作は、2002年の発売以来、4作品で累計250万部を超える大ヒットとなった小栗左多里(おぐりさおり)さんのエッセーマンガ「ダーリンは外国人」を映画化したものです。
◆日本語の知識には一般の日本人よりも精通しているのに、曖昧な返事や謙遜という日本人独特の習慣には疎い米国人。もはや語りつくされた感のあるカルチャーギャップも、個々のケースをあらためて提示されると思わず吹き出す。(50点)
日本語は達者で、漢語と和語の違いに細かく、慣用句の成り立ちにも興味津津の米国人。日本語の知識には一般の日本人よりも精通しているのに、はっきりしない返事や謙遜といった日本人独特の習慣には疎い。もはや語りつくされた感のあるカルチャーギャップも、個々のケースをあらためて提示されると思わず吹き出してしまう。そんな彼と恋に落ちた日本人女性が、付き合っているときには魅力的に思えたリアクションも、一緒に暮らす上では笑ってすませられない大問題になっている現実に気づく。結婚とは文化的背景の異なる者が共同生活し、その差異を認め合って受け入れることなのだ。
◆“ド肝を抜かれる”ほどの目新しさはないものの、「みんな違って当然」という当たり前のことを教えてくれるあたたかい物語(50点)
国際結婚(カップル)に苦労はつきもの。“外国人なダーリン”を持った女性の日常をユーモラスに描くストーリーだが、恋愛の悩みは普遍的なので共感できる。語学オタクの米国人トニーと漫画家を夢見るイラストレーターのさおりは、ひょんなことから付き合いはじめ、同棲するようになる。トニーの外国人目線の素朴な疑問や思わぬ言動に笑ったり悩んだりするさおり。二人はやがて真剣に結婚を考えるようになるが、さおりの父親の反対や、日常生活の摩擦から心がすれ違い始める…。
◆漫画家を目指すイラストレーターの女性と、語学オタクの米国人が結婚するまでの奮闘を描くコメディー。国際結婚に限らない、普遍的な家族の物語になっているのが良かった(68点)
タイトルからして当然、国際結婚にまつわる様々な困難を乗り越えて結ばれるカップルの話だと思うだろう。ところが本作には、国際結婚に特有の困難は、ほとんど描かれていない。もっと普遍的な家族の物語になっている。そこがとても良かった。
◆面白い素材を生かすことができず(40点)
『ダーリンは外国人』はコメディ、とくにラブコメ作りの肝を分析せずに作ったこのジャンルの映画がいかにひどい代物になるかがよくわかる、すぐれたサンプルである。