闇のヒーローの苦悩を描く人間ドラマが秀逸。故ヒース・レジャーの鬼気迫る演技は必見だ。(85点)
ゴッサム・シティは、正義漢の新任検事ベントらのおかげで平和な街に。だが、そこに悪のカリスマ・ジョーカーが現われる。暴挙を繰り返すジョーカーに、バットマンこと大富豪のブルース・ウェインは追いつめられる…。
闇のヒーローの苦悩を描く人間ドラマが秀逸。故ヒース・レジャーの鬼気迫る演技は必見だ。(85点)
ゴッサム・シティは、正義漢の新任検事ベントらのおかげで平和な街に。だが、そこに悪のカリスマ・ジョーカーが現われる。暴挙を繰り返すジョーカーに、バットマンこと大富豪のブルース・ウェインは追いつめられる…。
神出鬼没にして身元不明、警察の先を読みあらゆる警戒をすり抜けて爆弾を仕掛ける。さらに誘拐や銀行強盗など大規模な悪事を事もなげに遂行する。そんなジョーカーの持つパラドックスがこの作品の魅力でもあり欠点でもある。(50点)
神出鬼没にして身元不明、超能力は持っていないが、警察の先を読みあらゆる警戒をすり抜けてビルやフェリー、人体にまで爆弾を仕掛ける。さらに要人を誘拐したり銀行からカネを盗んだりと、子分もほとんどいないのに人手がかかる大規模な悪事を事もなげに遂行する。そんなジョーカーの持つパラドックスがこの作品の魅力でもあり欠点でもある。カネには興味がなく、ただ悪の頂点に立ちたいという欲望は、結局のところ何を目指しているのだろうか。正義感ヅラしたバットマンや検事の鼻を明かしていく姿は痛快だが、動機が明示されないために狂人にしか見えなかった。
◆わけがわからない程の超ど迫力っ!!(90点)
数年前、いえ数十年前ですか?一世を風靡したこうもり男、バットマン。個人的にはあまり好きではなく、おもしろい!!っと思ったこともほとんど無かったので、今作品に対しても興味が非常に薄かったのですが・・(バットマンビギンズも観てません 汗;)
歴代バットマン映画最高成績にして最高傑作(97点)
『ダークナイト』は、米国ではいまや興行新記録の投売り大セール状態である。その勢いたるや、永遠に破れないと言われた「タイタニック」の不沈神話にも迫る勢いだ。世界の映画史上、間違いなく記録に残る作品となったこの特大話題作は、中身のほうも文句なしの大傑作である。
故ヒース・レジャーがひときわ輝く残酷で美しい『バットマン・ビギンズ』の続編(95点)
クリストファー・ノーランのこの夏の新作は凶暴だ。これは2008年の夏の映画の最も大きな作品でありながら、深く、詩的ですらあり、わたしたちを暗黒の世界へいざなう。2005年に『バットマン・ビギンズ』で『バットマン』シリーズの新境地を切り開いたノーランが、3年後の今放つその続編『ダークナイト(原題:THE DARK KNIGHT)』はヒーロー映画の域を完全に超越しており、驚きと狂気に満ち溢れ、わたしたちにその牙を向ける。