(70点)
予想外の面白さの佳作。血が苦手な天才プロファイラーが保険調査員になり、バカな死に方をした人々を訪ねる物語だ。意外にもサスペンスフルな展開やメリハリの効いたギャグ、むやみに豪華なキャストとお楽しみがてんこ盛り。保険制度への皮肉も効いている。ダーウィン賞とは、最も愚かな死に方を競うという、米国に実際にある賞。おバカ描写に笑いつつ、いつしかホロリ。この映画、なかなかヤルな。
(70点)
予想外の面白さの佳作。血が苦手な天才プロファイラーが保険調査員になり、バカな死に方をした人々を訪ねる物語だ。意外にもサスペンスフルな展開やメリハリの効いたギャグ、むやみに豪華なキャストとお楽しみがてんこ盛り。保険制度への皮肉も効いている。ダーウィン賞とは、最も愚かな死に方を競うという、米国に実際にある賞。おバカ描写に笑いつつ、いつしかホロリ。この映画、なかなかヤルな。
◆「死に方」はその人間の生き方を濃密に反映する。プロファイリングの専門家が事件現場を検証し、死んだ本人にしか分からない、いや、本人にも分からなかった真実をあぶりだす。悲劇的な死すら本人の真剣な想いが伝わってくる。(60点)
死に方、というのはその人間の生き方を濃密に反映する。アホな人間は、その愚かな生き方をまっとうするかのように、他人が見たら笑うようなシチュエーションで命を落とす。そのマヌケな最期の瞬間の気持を理解してくれる他人がいてこそ彼らの死も報われる。プロファイリングの専門家が彼らが息絶えた現場を検証することで、死んだ本人にしか分からなかった、いや、本人にも分からなかった真実をあぶりだす。そうすることで悲劇的な死すら、本人の真剣な想いが伝わってくるのだ。