ソラニン - 山口拓朗

ソラニン

© 2010 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治

◆映画が語るのは、夢と現実の板挟みにあいながら、悩み、傷つき、振り子のように心を揺らす若者たちの「命」そのもの(75点)

 スタジオ練習を欠かさないバンドマンにしてフリーターの種田(高良健吾)。会社になじめずに入社2年目で辞表を提出した芽衣子(宮崎あおい)。ふたりは将来に不安を感じながらも、寄り添うように同棲している。あるとき、芽衣子に背中を押してもらうカタチで、種田は新曲「ソラニン」を創作。デモ音源をレコード会社に送るが、会社側の反応は厳しかった。追い打ちをかけるように種田の身に不幸がふりかかり……。

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ソラニン - 福本次郎

ソラニン

© 2010 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治

◆夢だけを追うには歳を取り過ぎ、夢をあきらめるには若すぎる。何者にもなれずにもがいている主人公の感情が非常に切なくてリアルだ。映画はどこかにある希望を探し求める若者の姿を通じて、生きることの辛さと素晴らしさを描く。(70点)

 夢だけを追うには歳を取り過ぎ、夢をあきらめるには若すぎる。大人になる前にやり残したことに未練を覚えている若者と、彼を応援ている恋人。目標に向かって努力しているつもりでも、居心地のいい“今”に押し流され、何者にもなれずにもがいている主人公の感情が非常に切なくてリアルだ。そして彼に身を託し、一緒に寄り添うヒロインもまた、自己の証を求めている。ぬるま湯のような現在に浸りきってしまいそうな恐れと、不確定な未来への不安、映画は閉塞感に覆われそうになりながらもどこかに希望があるのではと彷徨する彼らの姿を通じて、生きることの辛さと素晴らしさを描く。

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ソラニン - 小梶勝男

ソラニン

© 2010 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治

◆浅野いにおの漫画を映画化。宮崎あおいと高良健吾の主演で、夢と現実の間でもがく若者たちの青春をリアルに描く(75点)

 劇場用長編を初めて演出する三木孝浩監督が描く若者たちの世界は、ある意味、生ぬるいと思う。まるで大学のサークルの延長のような、優しい人間関係。そこには社会の厳しさは感じられない。お互いに甘え合って生きているような印象なのだ。しかし、現実とは、そういうものではないだろうか。本作の生々しいほどのリアリティーは、三木監督の徹底的に若者サイドに寄り添った視点にあるような気がする。

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ソラニン - 渡まち子

ソラニン

© 2010 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治

◆どこにでもいるような20代の恋人と仲間たちの日常と心情がリアル(65点)

 都会の片隅で寄り添うように生きるカップルの存在証明を、素晴らしい歌が具現化するリリカルな青春物語だ。アジカンの曲と宮崎あおいの熱唱が忘れがたい。OL2年目の芽衣子は自由を求めて会社を辞める。一方、同棲中の芽衣子の恋人で、フリーターの種田は音楽の夢をあきらめきれずにいた。「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、仲間たちと一緒にレコード会社に持ち込み、手応えは感じるものの、アイドル歌手のバックバンドにならないかと誘われ、やりきれない思いを抱く。そんなある日、種田はバイク事故に遭ってしまう…。

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