セラフィーヌの庭 - 渡まち子

◆ヒロインを演じる実力派女優ヨランド・モローがすさまじいまでの名演技で圧倒される(70点)

 芸術に神に愛された者は、こんなにも心が繊細で傷つきやすい存在なのか。素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイの“描くこと”への本能的な情熱を描く伝記映画だ。20世紀初頭のパリ郊外・サンリス。貧しく孤独な中年女性セラフィーヌは、家政婦として働きながら、自室でもくもくと絵を描く毎日を送っていた。神への信仰、自然との対話、何よりも絵を描くことが、彼女の生きがいだった。そんなある日、高名な独人画商ウーデが彼女の才能を見出す。ウーデの経済的援助を受け、才能を開花させるセラフィーヌだったが、戦争や大恐慌が起こり、ウーデは彼女を援助することができなくなる。やがてセラフィーヌは精神のバランスを崩していき…。

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セラフィーヌの庭 - 福本次郎

◆彼女の筆致は独創性にあふれ、細部まで観察された果物や生い茂る木の葉は、リアリズムを超越した生命力に漲っている。余計な装飾をそぎ落とした物語は、神にささげるかのように過ごしたヒロインの生き方を反映させている。(60点)

 動物の血や灯油を盗み、泥や植物を採取して、さまざまな材料と混合して自家製の絵の具を作るヒロイン。昼間は家政婦の仕事に追われ、夜ろうそくの明かりを頼りに絵筆を握る。彼女の筆致は独創性にあふれ、細部まで観察された果物や生い茂る木の葉は、リアリズムを超越した生命力に漲っている。物語は独学で絵画の技法を編み出した悲運のアーティストの後半生を、余計な装飾をそぎ落として描く。そのそっけなさは、他人との交流を極力避け、人生を神にささげるかのように過ごした彼女の生き方を反映させている。

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セラフィーヌの庭 - 佐々木貴之

◆セラフィーヌのキャラや行動だけでも印象深いものが多く、これだけでも十分に面白く観られる作品(85点)

 素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた人間ドラマで2009年度のセザール賞で作品賞をはじめ最多7部門を獲得した。

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