ダメと言われた事はしたくなるのが常。(65点)
ダメと言われた事はしたくなるのが常。読んではいけないと書かれた本は秘密の妖精手引書だ。邪悪な妖精軍団と戦う3姉弟の冒険は、スケールは小さいが生活密着型の使えそうなバトルが満載。妖精にも善と悪があること、見慣れた日常が実はミステリアスな世界でもあることなどを教えてくれる。主人公が父親の存在と不在の両方を乗り越えて成長するラストは感動的。ファンタジーとしては凡庸だが、テーマが家族の絆という親近感が魅力だ。
ダメと言われた事はしたくなるのが常。(65点)
ダメと言われた事はしたくなるのが常。読んではいけないと書かれた本は秘密の妖精手引書だ。邪悪な妖精軍団と戦う3姉弟の冒険は、スケールは小さいが生活密着型の使えそうなバトルが満載。妖精にも善と悪があること、見慣れた日常が実はミステリアスな世界でもあることなどを教えてくれる。主人公が父親の存在と不在の両方を乗り越えて成長するラストは感動的。ファンタジーとしては凡庸だが、テーマが家族の絆という親近感が魅力だ。
禁断の書の封印を解いたために起きる悪い妖怪と子供たちの戦いを中心に、親子の愛と家族のあり方を問う。強調されのは父親の不在。子供たちが信頼を置くべき一家の大黒柱を失ったとき、残された家族はどうなるのかが興味深い。(60点)
帰れといわれれば入ってしまい、読んではならないといわれれば読んでしまう。そんな人間の好奇心が開けてしまった異界への扉。そこに住むのはチャーミングで害のないものから人間界の崩壊を目論む異形の怪物までさまざまだ。映画は禁断の書の封印を解いてしまったために起きる悪い妖怪と子供たちの戦いを中心に、親子の愛と家族のあり方を問う。強調されのは父親の不在。子供たちがもっとも信頼を置くべき一家の大黒柱を失ったとき、残された家族はどうなるのかが興味深い。
ゲームブックやファンタジー小説でおなじみのモンスターが(75点)
『スパイダーウィックの謎』は、やたらと大風呂敷を広げたがるファンタジー映画が多い中、身の程をわきまえた堅実なつくりの好編。小学生くらいの子供たちはもちろん、TRPGやゲームブック世代のファンタジーファンにもすすめられるいくつかの要素を持っている。
『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモア主演最新作(60点)
今日、『ハリー・ポッター』をはじめとする多くの児童文学が映画化されている。同じ様な類いがあまりにも多いため、正直、映画化されてもあまり興味が湧かなくなってきている。そこへ来て、またある児童文学作品が映画化された。ホリー・ブラックとトニー・ディテルリッジ原作の『スパーダーウィックの謎(原題:THE SPIDERWICK CHRONICLES)』だ。80年代に大量生産されたアドベンチャー映画の様に、子供が主人公のアドベンチャー映画の基本に返った様な作品だ。