自由な表現が見所(55点)
壮大なサーガ「スター・ウォーズ」には、作品の狭間にさまざまなエピソードが隠れている。物語はクローン大戦の秘話を3DCGアニメーションで描くもので、アナキンと弟子(パダワン)のアソーカが大活躍する。アニメならではのコントラストの強さや色彩など、自由な表現が見所。見習いジェダイのアソーカは新鮮で効いていたが、生意気を通り越し、傲慢な言動が鼻に付く。SWファンを自認する人は必見だが、私は実写版の方が断然好みだ。
自由な表現が見所(55点)
壮大なサーガ「スター・ウォーズ」には、作品の狭間にさまざまなエピソードが隠れている。物語はクローン大戦の秘話を3DCGアニメーションで描くもので、アナキンと弟子(パダワン)のアソーカが大活躍する。アニメならではのコントラストの強さや色彩など、自由な表現が見所。見習いジェダイのアソーカは新鮮で効いていたが、生意気を通り越し、傲慢な言動が鼻に付く。SWファンを自認する人は必見だが、私は実写版の方が断然好みだ。
今回のアニメで初登場のアソーカやヴェントレスといったキャラ以外は、さんざん実写の映画で見てきたおなじみの登場人物。いささか荒っぽい直線で表現された彼らの姿や表情は非常に違和感があり、最後までなじめなかった。(40点)
ジェダイの騎士といえば卓越した戦士であるだけでなく、高潔な精神を持つ者の集団のはず。だからこそフォースという一種の超能力やライトセーバーという特別な武器を使うことが許され、兵卒たちの上に立つ高級士官としての地位を与えられているのだと思っていた。しかし、この作品でのオビ=ワン・ケノービは敵の猛攻に形勢不利と見るや降伏を申し出て時間を稼ぎ、味方が敵の拠点を爆破すると一転して条件交渉に出向いた敵将を攻撃するという、完全なだまし討ちを敢行する。彼の行為には完全に幻滅した。
話題の劇場版アニメ・スター・ウォーズ登場!(40点)
2003年から2005年までテレビ放映されていたアニメーションの「スター・ウォーズ」。それはスター・ウォーズファンを納得させる内容の作品で人気を博し、アニメ版を観たジョージ・ルーカスがその映画化を提案。そして2008年夏、テレビ版と同じタイトルの映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(原題:STAR WARS: THE CLONE WARS)』が誕生した。このアニメ版にはアンソニー・ダニエルズ、クリストファー・リー、サミュエル・L・ジャクソン等、実写版からの俳優達も数人参加している。