シルク - 福本次郎

遠く故郷を離れて日本にやってきた男は、その文化の深淵に触れようともせず、ただ一夜を共にした女に未練を残すだけという志の低さ。また、絹織物の薀蓄も語られることなく、夫婦間のぬる?い愛情だけがクローズアップされる。(40点)

 遠く故郷を離れて世界の果てまでやってきた男が体験する異文化。それは西洋とはまったく異なる価値観を持ち高度に洗練されているにもかかわらず、主人公はその深淵に触れようともせず女に未練を残すだけという志の低さ。「ラスト・サムライ」のように日本に骨を埋めろとまではいわないが、せめてその習慣や思想を理解しようとするくらいの努力はすべきだろう。また、タイトルにあるにもかかわらず、養蚕業や絹織物に対する薀蓄も語られることなく、夫婦間のぬる?い愛情だけがクローズアップされる。

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シルク - 渡まち子

映像は美しく、堂々と演技する日本人俳優は頼もしいが、現実感に乏しい物語だ。(55点)

 映像は美しく、堂々と演技する日本人俳優は頼もしいが、現実感に乏しい物語だ。綺麗な絵葉書のような印象だけでは作品として弱い。19世紀の仏を舞台に、美しい妻を愛しながら、蚕卵を求めて訪れた遠い日本で魅惑的な日本女性に恋した青年の半生を描く。世界規模の合作で大作感があるが、物語は小さな詩のような掌編。無名俳優でアートに徹して作る方がふさわしかった。何より日本を美と幻想の象徴にしたことに、とまどいを覚える。

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