ストリートファイターの映画としては中途半端か(10点)
どう考えてもバカ映画にしかなりそうにない企画を、バカ映画にだけはすまいと必死に頑張る監督が担当すると、たいていそれはバカ映画になる。
ストリートファイターの映画としては中途半端か(10点)
どう考えてもバカ映画にしかなりそうにない企画を、バカ映画にだけはすまいと必死に頑張る監督が担当すると、たいていそれはバカ映画になる。
美しくてタフなヒロインが格闘技の腕を頼りに巨大な組織に挑んでいく。しなやかに伸びた手足から繰り出される拳や脚、軽々と宙を舞い相手を翻弄する身のこなし、骨の軋みまで聞こえる関節技。新鮮でスピーディな格闘術が楽しい。(50点)
美しくてタフなヒロインが格闘技の腕を頼りに巨大な組織に挑んでいく。しなやかに伸びた手足から繰り出される拳や脚、軽々と宙を舞い相手を翻弄する身のこなし、そして骨の軋みまで聞こえる関節技。格闘ゲームの実写化するにあたってストーリーよりもアクションを重視するのは当然、ワイヤーを使ったさまざまなトリッキーな動きだけでなく、屈強な男たちの力と力のぶつかり合いまで迫力十分。特に香港風とタイ風、アメリカ風のテイストが巧みに融合した新鮮でスピーディな格闘術の数々が目を楽しませてくれる。
ストーリー的な見所は皆無(20点)
大人気格闘ゲームの実写映画化だがその内容は、映画ファンを脱力させ、ゲームファンを裏切るものだ。物語は、カンフーが得意な娘チュンリーが、行方不明の父を探し、悪の組織と対決するというもの。だいたい修行だかナンだか知らないが、ヒロインがタイで浮浪者生活をする必要などあるのだろうか。意味不明のタイミングで登場する恩師のゲンはほとんど頼りにならないし、宿敵も極悪人なのか子煩悩なのか判別不明。ストーリー的な見所は皆無だが、主役のクリスティン・クルックは元体操選手だけあって動きがとても美しい。キュートな彼女が闘う姿に“萌え”てみるのもいいだろう。
◆あのお馴染みの人気キャラが主人公!(40点)
幼い時に失踪を遂げた父の行方を追う女性ファイター春麗(チュンリー)。自慢の脚技を活かし戦う彼女の姿は多くのゲームファンを魅了した。カプコンの対戦ゲーム「ストリートファイター」誕生から22年、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の映画『ストリートファイターザ・ムービー』から14年、春麗のスピン・オフ映画が誕生した。その名も『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー(原題:STREET FIGHTER: THE LEGEND OF CHUN-LI)』だ。
◆がんばってはいるものの盛り上がらないアクション(60点)
人気格闘ゲームの二度目の実写映画化。今回の映画化はジャン・クロード=ヴァン・ダム版の続編でもなく、人気キャラクターのチュンリーを主役にしたオリジナルストーリーである。