ザ・ウォーカー - 前田有一

◆今のアメリカを象徴するようなストーリー(75点)

 『ザ・ウォーカー』は、オープニングの狩りのシーンからどこか腰のすわりの悪さを感じる不穏なつくりの映画である。だがそれは巧妙に仕掛けられた伏線であることが、そのうち観客にもわかる。さらにストーリーにはあらゆる比喩が含まれており、現代社会に生きるアメリカ人に対する重要なメッセージや皮肉も込められている。

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ザ・ウォーカー - 福本次郎

◆失われた文明、崩壊した都市、荒廃した人心。色彩をなくした地上を歩く男が大切に運ぶのは「本」という名の希望。濃淡を強調したメタリックな映像は理性の喪失を象徴し、手を血で染めなければならない彼の苦悩を表現する。(40点)

 容赦なく照りつける太陽と砂漠を横断する一本道。失われた文明、崩壊した都市、荒廃した人心、色彩をなくした地上をひたすら歩く男が大切に抱えているのは「本」という名の希望。弱い者は常に餌食にされ命を落としていく暴力が横行する世界、主人公は圧倒的な剣さばきと銃器爆弾の扱いで悪党どもをぶち殺していく。濃淡を強調したメタリックな映像は理性の喪失を象徴し、降りかかる火の粉を払うためには手を血で染めなければならない彼の苦悩を表現しようとするが、変に凝った絵作りをして意味深長に見せるよりB級アクションに徹したほうが面白くなっただろう。

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ザ・ウォーカー - 渡まち子

◆常に黒いサングラスで無表情のデンゼル・ワシントンの圧倒的な存在感とともに、緊張感を持続させる演出が素晴らしい(65点)

 文明が崩壊し、荒廃した世界で、一冊の本を運ぶ孤独な男の物語には、ラストに驚きが隠されている。すべてを失った近未来。イーライはこの世に一冊だけ残る本を運んでいる。彼自身、その旅の目的や到着地を知らないのだが、ひたすら西へと向かうことだけを手がかりに旅を続けているのだ。本に近づくものは容赦なく殺すイーライ。そんな中、その本を狙う独裁者カーネギーが現われ、イーライの前に立ちはだかる…。

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ザ・ウォーカー - 町田敦夫

◆驚愕のラストに向けた伏線を見逃すな!(70点)

 いやあ、たまげた。本作の最後に明かされる「ある事実」には心底、驚嘆した。本当はサプライズがあることすら知らずに劇場に行った方が衝撃度は増すのだけれど、「なになに? どんなビックリがあるの?」とワクワクしながら公開を持つのも、それはそれで楽しいだろう。だから言っちゃう。あなたは本作のエンディングに必ずや目を丸くするだろう。そして劇中にちりばめられた数多くの伏線を思い起こし、それを再確認するためにもう1度観たくなるだろう。観るがいい。それだけの価値はある。

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ザ・ウォーカー - 小梶勝男

ザ・ウォーカー

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◆デンゼル・ワシントン主演のアクション大作。最終戦争後の荒廃した世界を舞台に、「ある本」を運ぶ男をスタイリッシュな映像で描く。驚きのラストまで、ドラマとアクションがうまく噛み合っているが、「ある本」の意味が日本人にはピンとこないかも知れない(79点)

 監督のアルバート・ヒューズとアレン・ヒューズは双子の兄弟だという。製作がジョエル・シルバーで監督が兄弟と聞けば、「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟を思い出すが、ヒューズ兄弟も彼らに負けないくらい映画マニアであるようだ。様々な映画へのオマージュを感じさせる。それがストーリーにうまい具合にはまっているのに感心した。日本の「あの映画」へもオマージュが捧げられているが、「落ち」に関わることなので、タイトルが言えないのが残念だ。

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