『ドニー・ダーコ』のリチャード・ケリー監督最新作(55点)
2001年にアメリカで公開された『ドニー・ダーコ』という、ウサギに世界の終わりを告げられた17歳の少年の奇妙な体験をダークでユニークに映像化した作品がある。この作品は2001年のサンダンス映画祭で『メメント』『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』と共に話題をさらった。監督はリチャード・ケリー。初監督作品がいきなりヒットした、現在は32歳という非常に若い映画監督である。その彼の第2作目の映画が2001年の『ドニー・ダーコ』から6年もの沈黙を破り公開に至った。それが『サウスランド・テイルズ(原題:SOUTHLAND TALES)』というSF+コメディ+スリラー+ミュージカル映画だ。