コレラの時代の愛 - 福本次郎

あまりにも純粋かつ破天荒な愛と性の両極端の狭間で「恋に生きる」と公言する主人公の人生はなんと豊穣なのか。遠く乖離した心と下半身がひとつの肉体に納まっているという奇跡をハビエル・バルデムが圧倒的な存在感で演じる。(70点)

© 2007 Cholera Love Productions, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 南米文学と日本の価値観の違いなのだろう。恐るべき執念で初恋の女性を射止めた主人公の思考回路と行動様式は、あまりにも純粋かつ破天荒でまったく理解の及ばない世界。しかし、愛と性の両極端の狭間で「恋に生きる」と公言してはばからない彼の人生はなんと豊穣なのか。一途に思い続ける一方で、600人を超える女性との交わりを克明に記録する。遠く乖離してしまった心と下半身が、ひとつの肉体に納まっているという奇跡をハビエル・バルデムが圧倒的な存在感で演じる。

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コレラの時代の愛 - 渡まち子

ラテンの空気が矛盾した物語を純愛に換算させる(70点)

© 2007 Cholera Love Productions, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 愛する女性を奪うのではなく夫が死ぬまで50年以上待つ。この主人公の執念は滑稽でキモいのだが、見終わると美しく思えるから不思議だ。内戦とコレラのまん延に揺れる19世紀末のコロンビアを舞台に、心では初恋のフェルミナに純潔を誓いながら、現実には数百人の女性と肉体関係を持つ男フィオレンティーノの半生を描く。ハビエル・バルデムとガルシア=マルケスというラテンの空気が、矛盾した物語を純愛に換算させる。関係した女性をいちいちメモる几帳面さがウケるが、情熱的なビジネス文書には思わず笑った。

コレラの時代の愛 - 前田有一

好きな女との初夜を50年以上待ち続けた男(60点)

© 2007 Cholera Love Productions, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 コロンビアの小説家、ガブリエル・ガルシア=マルケスは、日本の大江健三郎や筒井康隆らを含む世界中の知識人に影響を与えたノーベル賞受賞作家。これまで幾多の誘いを断ってきた彼を、本作の制作会社スタッフは3年間にわたり説得。ついにその代表作『コレラの時代の愛』の映像化に成功した。

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コレラの時代の愛 - 岡本太陽

マイク・ニューウェル監督最新作(20点)

© 2007 Cholera Love Productions, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 ハビエル・バルデムという俳優はスペイン人俳優の中でも最も成功した俳優の中の1人に挙げられるだろう。『夜になるまえに』『海を飛ぶ夢』『ノーカントリー』等、出演する作品のクオリティーも高い。彼が出演する事により、作品に安心感さえ与える。先日彼の新しい主演作『コレラの時代の愛』が公開になった。『LOVE IN THE TIME OF CHOLERA』というG・ガルシア・マルケスの小説が基になっており、わたしは原作本を読んでないが、友人が本は良かったと言っていたので観たが、この映画は非常にひどい出来だったのである。

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