◆キャストの豪華さだけが命(50点)
ほぼ毎日、殴り殴られ流血、青たん、時に歯がもげ金歯が光る?・・・いやぁ。普通に生きてたら(?)、こんな経験ないですよねぇ(笑)
邦画の好調を象徴するような、ドメスティックな娯楽作品(70点)
『クローズZERO II』は決して悪い作品ではないが、前作のほうがずっといい。このパート2が面白いのは、ひとえに前作からのキャラクターの魅力による。それぞれの人物の魅力をしっかりと描き分けられている点が、シリーズ成功の要因といえるだろう。
ラストの総勢500名の激突が見せ場(55点)
喧嘩するから不良なのか、不良だから喧嘩するのか。そんなことはどうでもいいが、けんかバカ一代たちがさらに過激に暴れまくる続編だ。鈴蘭高校に転入した源治は、怪物・芹沢は倒したものの不良たちをまとめきれずにいた。そこに因縁のライバル鳳仙学園が攻勢をかけてくる。“殴る蹴る”の連続で見ていて疲れる上に、妙にベタついた展開が気になった。ラストの総勢500名の激突が見せ場だが、山ほどの敵をぶっちぎって屋上へ向かう展開は、ブルース・リーか?!とツッコミたくなる。イケメン揃いなのに、女の子との恋より男同士の殴り合いに喜びを見出す、一種のM映画。それを硬派と呼んでうっとりするのもいいだろう。ただしこの続編に新味はないが。