クロッシング - 福本次郎

◆平和な家族が運命に翻弄される過程で、北朝鮮の食糧難をリアルに再現。働けない者は見捨てられ、体制に不満を持つ者には収容所が待っている。その先にあるのは絶望と死、それでも生き延びようとする人間の強さには敬服する。(80点)

 ロクに食べずに炭坑で働いているのに、成長期の子供の食事に事欠き病気の妻に薬も買ってやれない。決死の思いで国境を越えても公安の目に脅えて暮らす日々。いつか家に帰ろうという希望だけが男を支えている。しかし、彼の知らぬ間に息子は想像以上に過酷な環境で重労働を強制されている。映画は、平和な家族が運命に翻弄される過程で、国民を満足に食べさせられない北朝鮮の生活をリアルにあぶりだす。働けない者は見捨てられ、体制に不満を持つ者には収容所が待っている。その先にあるのは絶望と死、それでもなんとか生き延びようとする人間の強さには敬服する。

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クロッシング - 渡まち子

クロッシング

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◆あくまでも主人公とその家族の思いに視点を置いて描くことで、彼らの運命が結果として北朝鮮の実態を強く浮き彫りにする(70点)

 脱北のリアルな実態を描いて、悲痛な感動を呼ぶ秀作だ。北朝鮮の小さな村で家族と幸せに暮らすヨンスは、病弱な妻のため薬を手に入れようと、命懸けで国境を越えて中国に出稼ぎに行く。懸命に働くが、不法労働と脱北の罪が重なり、不本意な状況で韓国に亡命することに。だが、その間に妻は亡くなってしまう。孤児になった11歳の息子ジュニは、父を探してあてのない旅に出るが、国境の川で捕まり強制収容所に入れられてしまう…。

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クロッシング - 前田有一

◆感情を揺さぶる力は『火垂るの墓』より上(80点)

 『クロッシング』はあまりに危険な内容および主張を含むことから、南北融和のノ・ムヒョン政権時代の韓国ではおおっぴらに製作ができなかった。そこでやむなく、監督らは内容を絶対極秘にして各国ロケを行い、なんとか完成にこぎつけた。そして政権交代した今、ようやく日の目を見たという執念の一本である。

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