◆熱い!熱い!激闘の7日間!!(65点)
「半落ち」著者で知られる横山 秀夫さんの小説が原作。2005年にはNHK二夜連続放送にて、佐藤浩一さん主演でドラマ化もされています。
◆熱い!熱い!激闘の7日間!!(65点)
「半落ち」著者で知られる横山 秀夫さんの小説が原作。2005年にはNHK二夜連続放送にて、佐藤浩一さん主演でドラマ化もされています。
怒号が飛び交い、ニュース速報に聞き入り、記者が走り回り、電話がひっきりなしに鳴る。空前の大事件が地元で起きたときの地方新聞社編集部のあわただしさがリアルに再現される。しかし、この「お祭り騒ぎ」の先に何があるのか。(50点)
怒号が飛び交い、ニュース速報に聞き入り、記者が走り回り、電話がひっきりなしに鳴る。空前の大惨事が目と鼻の先で起きたときの地方新聞社編集部のあわただしさがリアルに再現される。アドレナリン濃度が上がり、誰もが疲れや眠気を忘れて駆けずり回る。その一方で興奮の輪から離れたところから醒めた視線で見つめる古参たち。さらには広告部や販売部との確執や軋轢。映画はジャンボ機墜落事故の全権デスクを任された記者を中心に、関わった人々のさまざまな感情を描く。しかし、この「お祭り騒ぎ」の先に何があったのか。事故原因を最初につかんでいたのは地元紙だったと言いたかったのだろうか。所詮は全国紙や共同通信・NHKなどには太刀打ちできない主人公の徒労感・無力感だけは伝わってきたが。
熱いブンヤ魂が胸を打つ、ハイテンポな社会派ドラマ(70点)
熱いブンヤ魂が胸を打つ、ハイテンポな社会派ドラマ。描くのは、1985年の群馬での日航機墜落事故直後の、地元新聞記者たちのスリリングな一週間だ。激しいセリフの応酬とめまぐるしいカット割が未曾有の大事故と社内のカオスを体現して効果的。原田眞人は隠れ娯楽派で、つい盛り沢山になるのが難点だが、社長との擬似父子関係は効いていた。登場人物が多いので人間描写は物足りない。それでも堤真一をはじめ役者の演技は絶品。
日航機墜落事故を前にした新聞記者たちのドラマ(70点)
1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事故は、世界の航空機事故史上でも未曾有と表現される大事故で、当時を知る世代にとっては忘れられぬトラウマといえる。