ナンセンス・コメディ(20点)
俳優の岸谷五朗の初監督作だが、ドタバタがスベッてしまい痛々しい作品になった。どうしても“結婚したいオンナ”沼尻ひろ子は、結婚式の前日に誤って大家さんを殺害してしまう。せめて式まで死体を隠そうと、富士の樹海に向かう途中で“何度自殺しても失敗するオンナ”小林福子と出会い、なりゆきで一緒に逃避行を続けることになる。
ナンセンス・コメディ(20点)
俳優の岸谷五朗の初監督作だが、ドタバタがスベッてしまい痛々しい作品になった。どうしても“結婚したいオンナ”沼尻ひろ子は、結婚式の前日に誤って大家さんを殺害してしまう。せめて式まで死体を隠そうと、富士の樹海に向かう途中で“何度自殺しても失敗するオンナ”小林福子と出会い、なりゆきで一緒に逃避行を続けることになる。
木村のバカ美人がいい(55点)
最初に一番大事なことを書いておく。『キラー・ヴァージンロード』はハイテンションなコメディなので、冒頭のミュージカルシーンで一気に気持ちの乗せないとダメだ。映画館に入るまで、たとえ武蔵野線の陰気な満員電車にうんざりしていたとしても、常磐線のじべたに座る女子高生を見て嘆いていたとしてもすべて忘れ、このノーテンキな空気に乗り切らないと、その後の時間がもったいない。