◆ボールを怖がり、バットをまともに振れないほどの野球センスのない少年が、猛練習でみるみる上達していく。その一方で、素人同然だった主人公役の少年の演技が、物語が進行するにつれて野球同様に上達していく様子が楽しい。(50点)
ボールを怖がり、バットをまともに振れない。そんな、信じられないほど野球センスのなかった少年が、猛練習でみるみるうちに上達していく。いくら伸び盛りの中学生とはいえ、リアリティを無視した練習シーンには引いてしまう。その一方で、最初は俳優として素人同然だった主人公役の少年の演技が、物語が進行するにつれて野球同様に上達していく様子を見るのが楽しい。その他にも演技経験のないような元女子アナを起用したりと、俳優の演技レベルが非常にばらつきがあり、過剰な演技と不足気味の演技が混在するという、そのちぐはぐ感が逆に映画に手作り風の味わいを与えている。