巨大な投石器や騎馬部隊・重装歩兵など、大合戦シーンの戦術が非常に実戦的だ。さらに甲冑から剣、弓矢といったディテールにまで神経が行き届き、白兵戦から全体像の俯瞰までカメラワークとサウンドデザインは圧倒的な迫力だ。(80点)
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巨大な投石器による石弾攻撃から突撃してくる騎馬部隊を落とし穴に足止めし、矢の雨を浴びせたあと退路を断ったと思ったら、今度は重装歩兵による反撃を受ける。クライマックスの大合戦シーン、ナルニア軍・テルマール軍双方の戦術が非常に実戦的だ。作戦を練り、準備を進め、その上で火蓋が切られる。勇猛を競うのではなく、どうすれば敵の陣形を崩して効果的に攻略できるのかをきちんと計算し、兵を動かす。さらに甲冑から剣、弓矢といったディテールにも神経が行き届き、白兵戦から全体像の俯瞰まであらゆる登場人物の動きがリアルに再現されるカメラワークとサウンドデザインは圧倒的な迫力だ。
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CGは目を見張るほど素晴らしく、特に花の精や水の巨人の描写は思わず見惚れるほど。(75点)
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前作に比べぐっと大人向けになったのは、王位継承争いや民族間の抗争など、もめ事が生々しいせいだろう。加えて、動物キャラが少ないことも理由の一つ。物語は、不思議な角笛に導かれて、1300年後のナルニアに戻った4兄妹の冒険だ。麗しいカスピアン王子が話題だが、彼は立場の矛盾を乗り越えてナルニアを救う役目。もっとも出番は多いが期待したほどの派手な活躍はなく、むしろ助けられることの方が多い。ナルニアの危機で頼れるのはやっぱり“頼もしの君”ルーシーなのだ。CGは目を見張るほど素晴らしく、特に花の精や水の巨人の描写は思わず見惚れるほど。氷に閉じ込められた白い魔女のビジュアルも素晴らしくセンスがいい。前作で活躍した創造主アスランの見せ場は最小限。行動も納得できない点があるが、いずれにしても物語はまだ続く。今後に期待したい。
期待の新星ベン・バーンズに注目のナルニア第2弾!(70点)
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ディズニーによって制作されたC・S・ルイス原作『ナルニア国物語第1章:ライオンと魔女』が全米で2005年の12月に公開されて約2年半の歳月が経った。そしてとうとう待ちに待ったナルニア2作目『ナルニア国物語第2章:カスピアン王子の角笛(原題:THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN)』が公開に至った。今作も前回同様『シュレック』シリーズのアンドリュー・アダムソンが監督を務める。
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あれから1300年が過ぎたナルニア国は滅亡の危機に瀕していた(55点)
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映画「ナルニア国物語」シリーズは見た目が子供じみているため、宗教的教訓要素を見出し楽しもうといった大人っぽい味わい方がどうもやりにくい。
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