© 2010 FIDELITE FILMS - WILD BUNCH - LES FILM DE LA ZONE - ESSENTIAL FILMPRODUKTION - BIM DISTRIBUZIONE - BUF COMPAGNIE
◆凶悪度はダウンしたが、相変わらずぶっとんだ映画(70点)
「東京はセックスに取り付かれた街だから(ロケ地に)選んだ」と、本作の監督ギャスパー・ノエは言った。このフランス映画界の鬼才は、よく日本を理解していらっしゃる。確かにある意味、日本人の性に対するこだわりはハンパではない。セックスと輪廻をテーマにした『エンター・ザ・ボイド』の舞台として、これ以上ふさわしい場所はないだろう。
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◆全編宙に浮いたような位置でカメラを回して人間界を俯瞰し、リアルな性行為にまで踏み込んで描写するギャスパー・ノエが目指した世界は、大いなるイマジネーションに富んでいる。死は終わりではなく転生までの準備期間なのだ。(60点)
肉体を離れて浮遊する意識は自由に空間を移動するだけでなく、記憶の中にある過去にも遡ることができる。感覚が冴え、見るもの聞くものが過剰に知覚され、情報の洪水に圧倒されそうになる。死は決して魂の安らぎなどではなく、生という軛からの解放。しかしそれは感じられても、思考や行動で己を主張できない。だからこそ意のままにならないとわかっていても、魂は新たな入れ物を求めて現世に復帰しようとするのだろう。
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◆ノエ監督作品は一般ウケするようなモノではないことは最初からわかりきっているから、本作も風変わりな映像や作風を好む方にはオススメできる(60点)
フランス映画界の異端児ギャスパー・ノエが日本=東京を舞台にしたブッ飛び作品を撮った!! しかも、143分にも及ぶ力作だ!!
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