エレジー - 福本次郎

年老いてもなお衰えない欲望。愛、嫉妬、躊躇・・・。年を取るよりも分別くさくなることを心配するという、性的にラジカルであり続けようという男の恋を描くことで、枯れない老人というのは恥をかくことを恐れない人だと教えてくれる。(70点)

エレジー

© 2008 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC. All Rights Reserved.

 年老いてもなお衰えることのない女への欲望。それはただ性欲を満たせばよいという単純なものではなく、精神的な充足感も得られなければならない。愛、嫉妬、躊躇。年を取る心配よりも分別くさくなることを心配するという、いまだ性的にラジカルであり続けようという男の恋を描くことで、枯れない老人というのは恥をかくことを恐れない人だと教えてくれる。煩悩に憑りつかれた老学者をベン・キングスレーが好演。死が身近なものになっても生のエネルギーを発散させるさまは潔さすら感じさせる。

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エレジー - 渡まち子

全ての役者の深い演技が作品の次元を高みに引き上げる(70点)

エレジー

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 ペネロペ・クルスの圧倒的な美しさが物語を支え、全ての役者の深い演技が作品の次元を高みに引き上げる。女性に肉体的な愛しか求めない初老の大学教授デヴィッドが、30歳も年下の美貌の女性コンスエラとの恋に溺れていく。真摯な関係を求める女とそれを拒む男の関係は、別の形で遭遇する死によって大きく変わることに。最初は、デヴィッドの価値観に全く共感できないのだが、それが愛する女性を失う怖さゆえの不実だと理解できれば、次第に引き込まれていくだろう。作品のテーマは肉体そのもの。美しいそれを愛し、老いて魅力を失うそれをも慈しむ。コイシェ監督の感性はシビアで繊細。見る人によって違う未来を感じさせるラストの余韻が秀逸だ。

エレジー - 山口拓朗

◆官能シーンを含め、ふたりの演技が圧倒的な光彩を放っている(75点)

 弁護士事務所での秘書経験を経て大学に通うコンスエラ(ペネロペ・クルス)は、カリスマ的な大学教授デヴィッド(ベン・キングズレー)と出会い、お互いに惹かれ合う。デヴィッドは、コンスエラの美しさに熱を上げるが、一方で、彼女との未来に不安を覚える。ある日、コンスエラの卒業パーティに誘われたデヴィッドだったが、迷った末にコンスエラに電話を入れ……。

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エレジー - 町田敦夫

◆ペネロペ・クルスの清楚な美しさが輝く(70点)

 自ら脚本を書いた『死ぬまでにしたい10のこと』『あなたになら言える秘密のこと』で評価を高めてきたイサベル・コイシェ監督が、初めて他人の小説の映画化に挑戦した作品。今回はいつもの個性的な作風を封印したうえで、同じフィリップ・ロス原作、ニコラス・メイヤー脚色の『白いカラス』(海外ドラマ『プリズン・ブレイク』で文字通りブレイクしたウェントワース・ミラーの出世作だ)に似たテイストにまとめ、雇われ監督としても非凡な仕事ができることを証明した。音楽を抑えた演出に、独特の緊迫感が漂う。

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