◆あまりに露骨な二番煎じの内容に苦笑(30点)
実話をもとにした映画「マリと子犬の物語」のスタッフが、再び子供と動物という鉄板ネタで仕掛ける感動物語だが、あまりに露骨な二番煎じの内容に苦笑した。母親の入院をきっかけに獣医の父がいる北海道で暮らすことになった幼い兄妹のすばるとしずく。ほとんど一緒に暮らしたことがない父や慣れない土地での生活に戸惑っていたが、美しい自然の中で、少しずつ日々の暮らしになじんでいった。そんなある日、森でオオカミに似た子犬と出会い、ウルルと名付けて飼うようになる。だが、ウルルが絶滅したエゾオオカミである可能性が出てきたことで、野生動物保護協会がウルルをしかるべき機関で育てるべきと主張する。