脳髄を刺激するダイナミックな映像が快感。ハリウッドに進出した暴走系ロシア人監督に大注目だ。(75点)
仕事も恋も生活もストレスだらけの気弱な青年ウェスリーは、突如現れた謎の美女フォックスから、自分は凄腕暗殺者の血を引く人間だと知らされ驚愕する。世界の秩序を守る暗殺組織フラタニティにスカウトされた彼だったが…。
脳髄を刺激するダイナミックな映像が快感。ハリウッドに進出した暴走系ロシア人監督に大注目だ。(75点)
仕事も恋も生活もストレスだらけの気弱な青年ウェスリーは、突如現れた謎の美女フォックスから、自分は凄腕暗殺者の血を引く人間だと知らされ驚愕する。世界の秩序を守る暗殺組織フラタニティにスカウトされた彼だったが…。
スローモーションと特殊効果を多用した「今まで見たことのない映像」は、圧倒的な驚きとスリル。それはスピードよりも美しさ、激しさよりも優雅さが強調された世界。飛び散る血ですらシンフォニーの一部のような旋律を奏でる。(70点)
数キロはなれた場所から放たれた銃弾が逆転し、銃身が直角に曲がる銃で物陰から狙撃する。さらに疾走するスポーツカーのボンネット上でエビ反って対向車をかわし、拳銃の弾道を曲げる。映画はスローモーションと特殊効果を多用して「今まで誰も見たことのない映像」を生み出すことで、圧倒的なスリルと驚きをもたらす。それはスピードよりも美しさ、激しさよりも優雅さが強調された世界。俳優たちのしなやかな動きと流麗なカメラワーク、脳漿をぶちまける弾丸や飛び散る血ですらシンフォニーの一部のような旋律を奏でるかのようだ。
◆脳髄を刺激するダイナミックな映像が快感。ハリウッドに進出した暴走系ロシア人監督に大注目だ。(75点)
さえない人生を送っていたウェズリーはフォックスという美女に命を救われたことから、フラタニティという暗殺組織に誘われる。厳しい訓練の後に暗殺術を極め、父の仇であるクロスという殺し屋を追う。
アンジェリーナ・ジョリーがアクロバティックな殺し屋に(75点)
転職というと響きはいいが、日本の場合は転がり落ちるような職業変更ばかりというのが実情である。新卒以外でまともな職場に就けると思うなと、小学校から教えるべきだと私は考えているが、教師の多くは「何度でもやり直せばいいのよ」などと、罠としか思えぬ無責任発言をするからたちが悪い。
◆ブッ飛びまくったド派手なアクション(90点)
『ナイト・ウォッチ』(04)、『デイ・ウォッチ』(06)でお馴染みのロシア人監督ティムール・ベクマンべトフがハリウッド進出を果たした作品。原作はあの『マトリックス』シリーズの影響を受けたというマーク・ミラーと、J・G・ジョーンズによる同名の人気コミック。
◆ケレン味あふれる映像表現は興奮度100%!(90点)
アクション映画の中には「予告編で見たシーン以外には見せ場がありませんでした」と言いたくなるようなズッコケ作品も少なくないが、この『ウォンテッド』は明らかに本物! オープニングの超人的な襲撃&反撃シーンで観客を引きこむと、休む間もなくスタイリッシュな銃撃戦に、ケレン味いっぱいのカーチェイス。アンジー姐さんは登場するなり、眉間にしわを寄せて銃を乱射し、疾走する車のボンネット上でイナバウアーだ。ここまでの20分間だけで早くも映画料金の元は取れると断言できるが、ジェームズ・マカヴォイ演じる主人公が能動的にストーリーに関わってくるのは実はそこからだ。
J・マカヴォイが生徒、アンジーがサディスティックな先生を演じるアクション大作(80点)
2004年にロシアで誕生したファンタジー・アクション映画『ナイト・ウォッチ』。セルゲイ・ルキヤネンコの小説を映画化したこの作品は特に世界のオタク達の間でセンセーションを巻き起こした。現在そのシリーズは2作目の『デイ・ウォッチ』までが公開されている。『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』を監督したのはカザフスタン出身のティムール・ベクマンベトフ。シリーズの3作目の公開が期待されている中、彼が新たに放つ作品はなんとハリウッド映画。マーク・ミラーのコミックを映画化したその『ウォンテッド(原題:WANTED)』にはジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン等超豪華なスターが集った。