走行中の自動車に体当たりし、屋根の上を走り、高いビルから飛び降り、炎の中で闘う。ひとつ間違えば大ケガ必至だが、命がけのスタントに挑む作り手の熱い魂を感じる。香港映画の原点に戻ったようなサービス精神満点の作品だ。(70点)
走行中の自動車に体当たりし、屋根の上を走り、高いビルから飛び降り、炎の中で闘う。ひとつ間違えば大ケガ必至だが、観客を楽しませるために命がけのスタントに挑む作り手の熱い魂を感じる。格闘シーンも極力ワイヤーに頼らず、出演者が生身の肉体を総動員して、突きや蹴り、投げ技から関節技まで攻撃を受けたときの痛みが伝わってくるようだ。それらの場面が息つく間もなく連続し、スクリーンから一瞬たりとも目が離せない。まさに香港映画の原点に戻ったようなサービス精神満点の作品だ。