イントゥ・ザ・ワイルド - 渡まち子

◆一歩間違えば甘ったれた青年のドジな物語(75点)

 若者が欲するピュアな孤独を描いた秀作。大学卒業と同時に家族や金銭、車を捨てて、真の自由を求めてアラスカの荒野を目指す青年クリスが、彷徨の果てに悲劇的な最期を迎えるまでを静かにつづる。一歩間違えば甘ったれた青年のドジな物語なのだが、若さとはいつも必要以上に純粋なもの。主人公は自然そのものに精神の自由を見た。ただ、文明を否定する彼が、日記や写真という記録を残す行為で文明化されたのは皮肉に思える。ストイックな視点と苦味が強く超低温な演出が監督ショーン・ペンの持ち味だ。これは彼の理想で、今も追い求めているスピリッツなのだろう。

イントゥ・ザ・ワイルド - 福本次郎

◆文明や貨幣を否定し、大自然の中で究極の自由を得る。何者にも束縛されない魂、それは一方で食料は自力で調達するということ。人生の真理を求めて旅する若者が体験する生の実感と死の恐怖を通じて、生きる価値とは何かを問う。(60点)

 物質文明や貨幣経済を否定し、あらゆるしがらみを絶つことで大自然の一員となり究極の自由を得る。何者にも束縛されない魂の彷徨、それは一方で食べるものは自力で調達しなければならないということ。社会の義務から解放されても栄養を取るという行為にはより負荷がかかり、精神の高揚とは裏腹に肉体の力は失われていく。人生の真理を求めてアラスカの荒野に挑んだ若者が体験する生の実感と死の恐怖を通じて、生きる価値とは何かを問う。荒々しくも美しい風景のなかで、大地と人間の対比を余すことなくとられたカメラがすばらしい。

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イントゥ・ザ・ワイルド - 町田敦夫

◆ショーン・ペン監督の鮮烈な“オフ”ロードムービー(80点)

 エミール・ハーシュが「童顔のウルバリン」といった風貌で登場するオープニングを見た時には正直言って失笑を漏らしてしまったのだが、物語が進むうちに「この男はそうバカにしたもんじゃないぞ」と思えてきた。つまりはこの映画自体もだ。

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イントゥ・ザ・ワイルド - 岡本太陽

◆「荒野へ」原作、ショーン・ペン監督作品(90点)

 役者として確固たる地位を築いている俳優ショーン・ペン。『デッドマン・ウォーキング』『ギター弾きの恋』『アイ・アム・サム』等代表作は多数、アカデミー賞にも過去4回主演男優としてノミネートされている。2003年公開の『ミスティック・リバー』での4度目のノミネートで、初めて主演男優賞を受賞した。

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