イエロー・ハンカチーフ - 町田敦夫

◆寄る辺なき魂が、孤独という共通項で響き合う(65点)

 ご存じ、山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』(77)のリメイク作。オリジナル版で高倉健が演じた前科者にはウィリアム・ハートが、また武田鉄矢と桃井かおりが演じた若いカップルにはエディ・レッドメインとクリステン・スチュワートが扮している。桃井かおりは小さな(しかし濃い)役で友情出演。監督はインド出身のウダヤン・プラサッドが務めた。2008年作品が今になって公開される事情は定かではないが、もしかするとスチュワート主演の『トワイライト』シリーズが大ヒットした恩恵かもしれない。

この映画の批評を読む »

イエロー・ハンカチーフ - 福本次郎

◆もしかしたらという期待と、やっぱり駄目だろうなというあきらめ。服役を終えたばかりの男は、一通の手紙に願いを託す。将来に甘い夢などすでになく、わずかに残った希望だけを頼りに旅を続ける主人公の後ろ姿が印象的だ。(60点)

 もしかしたらという期待と、やっぱり駄目だろうなというあきらめ。服役を終えたばかりの男は、一通の手紙に願いを託す。誤解と短慮から妻と気まずい別れ方をしたまま長い歳月が経ち、残っているのは後悔だけ。彼女が今も待っているかどうかひとりで確認する勇気を持てず、若いカップルに後押しされる。将来に甘い夢などすでになく、わずかに残った希望だけを頼りに旅を続ける主人公の後ろ姿が印象的だ。過去という十字架を背負ったウィリアム・ハートの寡黙な背中は圧倒的な哀しみをたたえていた。

この映画の批評を読む »

イエロー・ハンカチーフ - 前田有一

◆山田監督の偉大さ再確認(55点)

 山田洋次監督が手がけた多くは大衆に愛される映画作品だが、その最高峰に「幸福の黄色いハンカチ」(77年)を独断で挙げたとしても、反論の声はそう多くあるまい。国産ロードムービーの大成功例にして、あまりにも有名な号泣エンディング。日本人の琴線に触れる一途な愛の物語の、しかし原作はベトナム帰還兵のエピソードを綴ったアメリカ人ピート・ハミルによるコラムである。そんな縁もあってか、このたびアメリカで「幸福の黄色いハンカチ」がリメイクされることになった。

この映画の批評を読む »

イエロー・ハンカチーフ - 渡まち子

◆オリジナルや原作を知る観客にとっては、結果は分かっているのだが、それでも何ともいえない幸福感がじんわりと胸に広がる(60点)

 日本映画「幸福の黄色いハンカチ」のハリウッド・リメイクだが、欧米で“黄色の布”と言えば、それは「Tie a Yellow Ribbon」の歌を連想し、兵士の無事と帰還を祈るというもの。その意味で黄色の布のモチーフは、日本とアメリカでは少し受け取り方が違うのかもしれない。6年の刑期を終えて出所した中年の男ブレッド。出迎えもなく一人で街の食堂でビールを飲む。偶然出会った若い娘マーティーンと、変わり者の青年ゴーディと共に、元妻メイが暮らすニューオリンズを目指す旅に出ることに。やがてブレッドは自分とメイとの間に起こった不幸な出来事と、ある約束を話し始めた…。

この映画の批評を読む »

【おすすめサイト】           

 

Error. Page cannot be displayed. Please contact your service provider for more details. (5)

404 Not Found

Not Found

The requested URL /get/index.php was not found on this server.

Additionally, a 404 Not Found error was encountered while trying to use an ErrorDocument to handle the request.