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◆命がけだからこそチームワークを大切にし、仕事に誇りを持っている。そんな男たちが立てた現金強奪プランは些細な失敗で崩れていく。映画はB級のにおいを強烈に放ちながらも、良心と友情の狭間で葛藤する主人公の姿を描く。(50点)
いかにもミリタリー崩れといった風情の荒くれ男たちは、その任務の性格から同僚を家族同然に扱い信頼を深めている。それは、堅牢な装甲を施した輸送車で毎日大量の高額紙幣を運ぶ彼らがギャングの襲撃を備えているから。命がけだからこそチームワークを大切にし、仕事に誇りを持っている。そんな男たちが立てた現金強奪プランは些細な失敗で崩れていく。武骨な輸送車、使われなくなった工場、杜撰な計画、重低音が腹に響くサウンドデザイン・・・。映画はB級のにおいを強烈に放ちながらも、良心と友情の狭間で葛藤する主人公の姿を描く。
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◆こちらが心配したくなるようなマヌケな仕事ぶりに、別の意味でハラハラさせられる(40点)
主要登場人物は全員男性という硬派なクライム・サスペンスだが、犯行計画そのものがナンだか間が抜けている。アーマード・トラック(装甲現金輸送車)は、どんな銃弾も寄せ付けず最新のテクノロジーを搭載した動く要塞のような車だ。そんなアーマードを使って4200万ドルの偽装強盗計画を企てるのは、現金輸送警備会社の6人の警備員たち。元軍人のマイクをリーダーとし、弟を養うための金策に窮した新人警備員タイを巻き込んだこの計画は、誰も傷つけない完璧な犯罪のはずだった。だが、あるアクシデントから計画は綻び始める…。
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